84円切手で手紙のように送る「お茶のお便り」のストーリー。京都で創業したお茶屋が開発、販売開始から4年を経て人気商品となるまで

2023年11月28日(火)13時10分 PR TIMES STORY

京都ぎょくろのごえん茶(エスティーワイ株式会社)は、日本茶に関わる商品やサービスの企画デザイン・製造・販売を行っている京都・寺町のたのしいお茶屋さんです。

京都宇治田原産の茶葉を使用し、現代的なデザインを用いた「美味しい」「思いやりのある」「ふふっと笑顔になれる」商品を1000種以上展開しています。

日本茶の美味しさを味わってもらうとともに、「お茶を通じて様々な人の、うれしいたのしい時間が増えますように」という思いが、ごえん茶の事業・商品づくりの基本にあります。

商品の中でコロナ禍を経て販売数が伸びたのが、84円切手で送れるお茶のお便り「chayori(ちゃより)」です。ハガキ仕様のパッケージの中には、お茶のティーバッグが入っています。

切手を貼ってポストに投函すれば、手紙のように送ることができるこの商品。

お客様からは「いつもとちょっと違うお手紙で、送るわくわくが増えた」「お茶が一緒だと手軽に手紙を送るきっかけになる」等の嬉しいお声を沢山いただいています。

そんなchayoriの製作ストーリーと商品づくりへの想いを、商品開発に携わったチーフディレクターの柴田がお伝えします。

(チーフディレクター・柴田)

茶葉から淹れるお茶を、もっとたのしく身近に。ごえん茶創業の経緯

当社は創業8年目の京都・寺町のお茶屋さんです。

創業のきっかけは金沢で茶葉の小売店を営んでいた代表の祖父母が、お茶っ葉が売れづらくなり、困っている姿を目の当たりにしたことでした。

ペットボトルの普及等の影響もあり、茶葉の小売流通量がどんどん低下している昨今。

でもお茶は嫌いな人が少なく、飲むとほっこりする、日本人には馴染み深いもの。

「美味しいお茶を、もっと日常的なものにするにはどうしたらいいだろう」

そう考え、日本茶葉を普段手に取らない方にもたのしんでもらえるような商品やサービス作りを始めました。

創業して2年ほどは、お茶のオリジナルパッケージ作成サービスをウェブで始めながら、自転車での移動販売やイベント出店など、お茶をたのしんでもらえる機会にたくさん足を運び、自社商品とドリンク販売を地道に重ねていきました。

大切にしているのは、「私たちらしい」たのしいお茶商品をつくること

京都には、老舗のお茶屋さんや美味しい茶葉・お茶スイーツ等を販売するお店がたくさんあります。

その中で、他のお茶屋さんとは競合しない商品やサービスだけを作っていこうという思いのもと、メッセージカードの様に贈る「ごあいさつ茶」や玉露の茶葉とお花のハーブをブレンドした「はなぎょくろ」等の私たちらしい、たのしいお茶商品たちが生まれました。

京都産の美味しい茶葉を使用していること、年間を通じて楽しめる可愛い商品デザインであること、手頃な価格帯であることから、ちょうどいいプチギフトとして多くのお客様にご利用いただいています。心から感謝の気持ちでいっぱいです。

あらゆるご縁を経て、現在の商品数は1000種以上、京都・金沢で直営店を3店舗運営、国内のお取り扱い店も80店舗を超えるようになりました。

(京都 蛸薬師本店)

実はごえん茶の商品数が沢山増えているのには、ちょっとした秘密があります。

私たちはお茶屋さんですが、自社で企画・デザインを行いながら、パッケージの印刷も行っているのです。特殊な印刷技法を開発したことで、小ロットでの製作も可能にしています。

だからこそ、お客さまの「こんなお茶があったら嬉しいな」の声を、とってもスピーディーに商品化できるのも特徴のひとつです。

これからも私たちらしく、スタッフとお客さまとともに、たのしく商品やサービスを作り上げることを大切にしていきたいと思っています。

「あったらいいな」から生まれた、お茶のお便りchayori(ちゃより)

「ごあいさつ茶」という「気持ちと共に贈るお茶」がコンセプトの代表的な商品があります。

私たちも実際によく使用するのですが、お客さまや友人への贈り物に添えたり、お手紙といっしょに封筒に入れたりしています。そんな中で、

「このままパッと送れたら便利だな、おもしろいな。」

そんな風に思ったことがchayoriの商品企画を進めたキッカケです。

お茶のお便りで「chayori(ちゃより)」。

お客さまにこの様に紹介すると、フフッと笑顔になっていただく事も多く、とってもお気に入りの商品名ですが、一緒に商品開発をしたデザイナーとの雑談のなかで1分程で決まった名前なんです。

切手でちゃんと届くのか何度もテスト。嬉しさと共に、改善を重ねる日々

chayoriのリリース前には、ちゃんと切手で届くのかを確認する為に、国内外の友人・知人を頼って、各所へ発送テストを行いました。

初めて切手を貼って送り、ちゃんと相手のポストへ入っていたと連絡をもらった時は、とっても嬉しかったのと同時に安堵しました。

しかしながら、海外への発送テストが全ての国で上手くはいきませんでした。

欧米・アジア地域は、数週間で届くことがほとんどでしたが、アフリカ地域には、何週間経っても連絡がありません。

3ヶ月程経ってから、ビリビリに破かれた状態のchayoriの写真が発送テストを受け取ってくれた相手から届きました。どうやら中身の検査等をされていたようです。

その状態でもしっかり届いた事には驚きましたが、海外への発送についてはまだまだ前途多難であります。

販売開始から4年を経て、chayoriは人気商品のひとつに

chayoriの販売スタートは、2019年。

商品をリリースしてから、展示会やお店で手に取っていただく方には、とっても好評をいただきました。

しかしながら商品リリースから間もなくコロナ禍となり、リアルな場で知っていただける機会も少なく、人気商品とはなりませんでした。

そんな中でも、商品開発時から「ここでどうしても販売したい!」と思っていた場所があります。

それが、郵便局さんの窓口。

切手を貼って送るので、「その場で切手を購入してすぐに送れたら便利で嬉しい!」そう思っていたのですが、なかなかそんな機会はなく、販売開始から数年が経っていました。

それでも諦めることなく、なにかキッカケを…と思い、直接chayoriとごえん茶についての紹介資料をご連絡したところ、お返事をいただくことができました。

そこから、担当者の方とお話をさせていただき、改めて商品の形状・仕様等を見直しました。

2021年にお問い合わせをしてから約1年半、無事に2023年のお正月商品として、北海道から沖縄まで全国1100局の郵便局窓口での販売に至ることが出来ました。

「お世話になった方へ、年賀の挨拶と一緒にさりげなくお茶を贈れるのがとても良い!」

「喪中で年賀状を失礼させて頂いた方へ、季節のご挨拶に送ります」

「年賀状を送り損じた方に、ちょっと気が利いた寒中見舞いになっていいなと思い選びました」

お客様の声を聞き、様々な新年のご挨拶のシーンでchayoriをご利用いただけたことを実感しました。

おかげさまで沢山の方のお手に取っていただき、今年は更に拡大しての販売となります。

2024年のお正月商品として辰デザインのchayoriが、11月1日よりごえん茶の店舗やウェブショップはもちろん、全国1500箇所以上で販売が開始されました!

現在chayoriは、商品数200種を超えたごえん茶の人気商品で、手に取られた方からの嬉しいお声も沢山頂戴しています。

新年のご挨拶をはじめ、クリスマスやお誕生日、出産・結婚のご報告等、お客さまのたのしいイベントや大切な場面で、今後もchayoriがそっと寄り添えますように。

お知らせ

2024年 辰年デザインの年賀chayoriは、販売を開始しています。

ぜひチェックしてみてください!

<参考>

・年賀chayoriの販売場所:https://goencha.com/blog/chayori-postoffice-2024/

・ごえん茶ECショップ・直営店

 ECショップ:https://shop.goencha.com/categories/3968102

 直営店(アクセス):https://goencha.com/shop.html


行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ

PR TIMES STORY

「切手」をもっと詳しく

「切手」のニュース

「切手」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ