松江市の3小学校が参加!微小貝の浜で海洋環境を考える海洋ごみゼロ授業「海の楽校」を開催

2023年12月4日(月)17時16分 PR TIMES

11月22日(水)、24日(金)、30日(木)【場所】小波海水浴場(島根県松江市島根町)

一般社団法人海と日本プロジェクトinしまねは、島根大学教育学部松本一郎教授や、島根半島・宍道湖中海ジオパーク認定ジオガイドの召古裕士氏、松江市環境エネルギー課と連携し、海ごみゼロ授業「海の楽校」を開催し、松江市内の3小学校の約60人が参加しました。このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催しました。
公式サイト:https://shimane.uminohi.jp/

[画像1: https://prtimes.jp/i/77920/2270/resize/d77920-2270-bd8bedd2e3b3b426a1bc-0.jpg ]

イベント概要                          


・開催概要:
 小波海水浴の貴重な環境について講義/デジタル顕微鏡を用いた微小貝、貝類の観察
 ビーチコーミング、海岸ごみと貝の観察/意見発表などまとめ学習
・日程:2023年11月22日(水)、24日(金)、30日(木)9時30分〜11時30分
・開催場所:海の楽校(小波海水浴場に隣接/島根県松江市島根町野波)
・参加人数:64人(大野小学校5,6年生・古江小学校6年生・秋鹿小学校6年生)
・講師:島根大学教育学部 松本一郎 教授/島根半島・宍道湖中海ジオパーク認定ジオガイド 召古裕士 氏

小波の貴重な環境とは                          


松江市島根町野波の小波海水浴場の砂浜は、300種類以上の貝が集まって出来ており、大きさが1cm以下の小さな貝”微小貝”も多く含まれています。この海岸は袋型になっていて湾の中に入ってきた貝が溜まりやすく、また、生活排水や農薬などの影響を受けにくい地形となっていて、貴重な環境が残されています。しかし、湾内には海洋ごみも溜まりやすく、大問題となっています。この砂浜での体験学習を通じて、貴重な環境や海洋ごみの現状を知り、ごみ削減に向け自分たちに何ができるかを考える体験学習に、松江市内3小学校の5、6年生約60人が参加しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/77920/2270/resize/d77920-2270-9e62750ce379cd3e904c-0.png ]


小波の砂は貝の集合!?


11月22日には、大野小学校の5、6年生9人が参加しました。小波海水浴場の貴重な環境について、講師を務める島根大学の松本一郎教授や島根半島・宍道湖中海ジオパーク認定ジオガイドの召古裕士さんから説明を受けた子どもたちは、小波海水浴場の砂を顕微鏡で観察しました。肉眼で見ると普通の砂にしか見えない粒は、驚くことに色とりどりの貝の欠片の集まりでした。
[画像3: https://prtimes.jp/i/77920/2270/resize/d77920-2270-17465db31a313b5b7464-0.png ]

貝と米粒を比べてみると、貝がとても小さいことがわかります。中には、しっかりと貝の形をしているものもありました。小波の砂は、ほとんどが貝で出来ていることを目の当たりにした子どもたちは、「カラフルできれい」「とても小さい」と驚きの声を上げていました。「なぜ小波に貝が集まるのか?」という問いかけに、「海岸に貝の化石があった」という意見が飛び出しました。講師の召古さんは「海岸に流れ込む川がほとんどなく土砂が供給されないため、砂浜がほぼ貝で出来ている。また、生活排水や農薬など人間生活の影響が少ないことから貝が生息しやすい。微小貝を多く含む砂浜は国内でも貴重。」と説明しました。ここでは約300種類の貝が観察され、そのうち約60種類の微小貝が含まれます。様々な条件が重なり、貴重な環境が守られています。

貴重な海岸に大漁の海洋ごみ!


子どもたちは、実際に砂浜に出てビーチコーミングを行いました。悪天候が続いた後の海岸には、大量のごみが打ち上げられていて、ごみの中にきれいな貝が落ちていました。
押し寄せる海洋ごみが、貴重な環境の脅威となっています。袋状になっている海岸は、ごみも溜まり溜まりやすい地形です。人間が便利で豊かな生活を追い求め、プラスチックなどのごみが適切に処理されていない現状を目の当たりにしました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/77920/2270/resize/d77920-2270-c8f608c49d39de89941f-0.png ]


参加した子ども・講師からの声 


 子どもたちからは「自宅の近くにも海があるので、ごみ拾いたい」「自分たちの生活を見直す必要がある」などの意見が聞かれました。
講師を務めた召古裕士さんは、「海洋ごみの問題は自分も含めた大人達の責任だが、未来を担う子どもたちと一緒に、環境について考えたり活動を共にすることで、貴重な環境を未来に繋げたい。」と話しています。
11月24日には、古江小学校の6年生が参加し、11月30日には秋鹿小学校の6年生が参加しました。
本イベントは今後、松江市内のより多くの小学校で実施し、地域の貴重な海洋環境や海洋ごみ問題を考える学習とすることを目指しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/77920/2270/resize/d77920-2270-cc62fd2f265e73d5328c-0.png ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/77920/2270/resize/d77920-2270-33bba8ae21ef4f5ed180-0.jpg ]


<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクト in しまね
URL:https://shimane.uminohi.jp/
活動内容:海と日本プロジェクトの活動の一環として、島根の海に密着したイベントの開催や情報発信、 また、ごみ拾い活動や推進を行い、海を未来につなぐ活動をしています
[画像7: https://prtimes.jp/i/77920/2270/resize/d77920-2270-4b3ec0650e888e67a5b7-6.png ]

CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
[画像8: https://prtimes.jp/i/77920/2270/resize/d77920-2270-a3e42936247f26376bd6-6.png ]

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

PR TIMES

「松江市」をもっと詳しく

タグ

「松江市」のニュース

「松江市」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ