医療事務受託・介護・保育園展開:ソラストが、特例子会社活かして実施の障害者雇用策とは

2024年12月6日(金)9時38分 財経新聞

 ソラスト(6197、東証プライム)。1965年に日本初の医療事務専門教育機関として創立された。そしていま「医療事務業務の受託(取引先医療機関約1400)」/「介護事業(事業所数715カ所)」/「認可保育園等運営(67カ所)」を展開している。

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 そんなソラストから11月29日付けで、『「ソラストフォルテ」の仲間たち〜12月3日から9日<障害者週間>に合わせて、活動の一部を紹介!〜』と題するリリースが配信されてきた。

 「障害者週間」なるものがあること自体知らなかったし、ソラストを長らく取材してきたが「トラストフォルテ」の存在も認識したことがなかった。

 周知のとおり、障害者雇用の推進は重要な社会的課題となっている。促す制度・施策が打たれている。リリースでソラストの積極的な障害者雇用への対応を知った。

 ソラストフォルテは、ソラストが創設した特例子会社。従業員90名余は、障害者である。特例子会社は、障害者の雇用促進と安定を目的して設立される子会社。一定の条件を満たし厚労相の認定を受けることが前提。認定されると、親会社・グループ会社全体の障害者雇用分として「実雇用率」を算定することが可能になる。障害者雇用の促進に大手企業などには、前向きに取り組んで欲しい。

 ソラストフォルテのスタッフは得手とする分野を生かし、仕事に取り組んでいる。具体的には「データ入力や書類のPDF化」「郵便物の仕分け」「パンフレットの封入」「社員証や名刺の作成」「社内清掃」等々、多岐にわたるオフィス内のサポート業務と取り組んでいる。

 ソラストはここ数年、自社で運営する「介護施設」や「保育園」でのスタッフの活躍と積極的に取り組んでいる。例えば運営するディサービスやグループホームなどの介護施設では「利用者の部屋・風呂・トイレの清掃」「食器洗い」「送迎車の洗車」「おやつの準備」etc、幅広い業務に従事している。

 現在、介護施設には35カ所/約40名が従事している。今年からは運営保育園にも導入。「おもちゃの消毒や花壇の手入れ」「園内外の清掃・整理整頓」「園児向けバースデイカードの作成」「季節ごとの部屋の飾り物づくり」などを手掛けているという。

 今後もソラストフォルテの陣容を強化する方針でリリースの最後には「一緒に仲間募集」とし、連絡先電話番号/メールアドレスが記されていた。

財経新聞

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