東京・小平市の西武・小川駅西口再開発、商業・公共・タワマンの複合施設に着工

2023年12月10日(日)18時26分 財経新聞

複合施設の完成イメージ(旭化成不動産レジデンス発表資料より)

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 東京都小平市の西武国分寺線・拝島線の小川駅西口で計画されている再開発で、商業、公共施設、タワーマンションの複合施設(小平市小川西町など)建設が始まった。小川駅西口地区市街地再開発組合に組合員として参加する旭化成不動産レジデンスが明らかにしたもので、低層階に商業施設や公共施設、中高層階にタワマンが入居して2026年8月の完成を目指す。

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 複合施設は鉄筋コンクリート一部鉄骨地下1階、地上27階建て延べ約4万平方メートル。駅西口約1.2ヘクタールの再開発事業施行区域にある約5,000平方メートルの敷地で建設している。施設の高さは98メートルで、小平市では初めての商業、公共施設を含む複合再開発になる。

 1〜3階は商業施設。生活協同組合「コープみらい」、権利者の店舗に加え、テナントを誘致して商業施設化する。4、5階は公共施設。小平市は西部市民センターにある図書館、公民館、出張所、小平元気村おがわ東にある市民活動支援センター「あすぴあ」、男女共同参画センター「ひらく」の機能を移転する。敷地の北西部分には約1,000平方メートルの広場を整備し、事業区域内の道路も拡幅する。

 6〜27階は総戸数219戸のタワマン。1LDKから4LDKまでさまざまなタイプの部屋を用意し、単身者から子育て世帯まで幅広い住民を集める。外観はバルコニーなどのデザインを細かく分け、タワマンの威圧感を抑えた設計にした。

 交通結節点にふさわしい都市基盤の整備が目的で、敷地内に南北の連続性を高める貫通道路を通し、安全で快適な歩行者空間を整備、地域の防災力強化と駅前のにぎわい創出を同時に目指している。

 再開発組合は2020年に設立され、権利変換計画の認可を受けて5月から既存建物の撤去工事を進めていた。

財経新聞

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