ロレアル、高精度プロバイオティクス研究の大手「ラクトビオ社」を買収

2023年12月22日(金)13時46分 PR TIMES

マイクロバイオーム研究におけるリーダーシップを強化し、化粧品イノベーションの新分野の確立を目指す

世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(最高経営責任者:ニコラ・イエロニムス、所在地:パリ、フランス)は2023年12月4日、コペンハーゲンに拠点を置くプロバイオティクスおよびマイクロバイオーム研究の大手、ラクトビオ社の買収が完了したことを発表しました。ロレアルは、これまで20年にわたりマイクロバイオーム領域における先進的な研究を推進してまいりましたが、本買収は、この分野におけるロレアルグループのリーダーシップを強化し、皮膚の表面に生息する微生物に関する知見をさらに深めることを可能にします。また、ラクトビオ社のマイクロバイオームに関する専門知識と重要な知的財産ポートフォリオを活用し、生きた細菌を使用した安全で効果的な新しい化粧品ソリューションの開発など、研究開発における新たな機会を開きます。

ラクトビオ社はソーレン・ケアルフ博士とシャーロット・ヴェデル博士によって2017年に設立され、最も効果的で安全な菌株を選択するための独自のマイクロバイオーム発見プラットフォームとスクリーニング手法を開発しました。大規模な乳酸菌のバイオバンクから作られる高精度プロバイオティクスは、生きた細菌を含む局所処方の開発に使用され、自然から得たヒントを生かして皮膚や髪に多くの恩恵をもたらすことでしょう。

ロレアルグループ 先端研究部門 グローバル ディレクター アン・コロナは次の通り述べています:「ラクトビオ社をロレアルの先端研究チームに迎え入れることで、多くの相乗効果が期待されます。ロレアルの強力な科学的知見と先進技術に、ラクトビオ社の生体を使用した最高水準の製剤を組み合わせることで、美に特化したマイクロバイオーム研究を大幅に強化し、加速させることができます。 両社が力を合わせることで、新たな水準の性能を有し、科学的根拠に基づいた高精度プロバイオティクスならびにポストバイオティクス製品を提供するための製剤プロセスにおける最先端のイノベーションを活用し、新たな世代の化粧品開発を目指します」

ラクトビオ社 創業者兼チーフサイエンティフィックオフィサー ソーレン・ケアルフは次の通り述べています:「デンマークには、食品、農業、健康に応用される生きた微生物に基づくイノベーションの歴史的背景があることから、ラクトビオの創設に至りました。当社の研究チームが成し遂げたことを非常に誇りに思うとともに、今後はロレアルグループの一員として、世界中の人々のために、マイクロバイオーム研究を新たな美のイノベーション分野に応用できることへの期待でいっぱいです」


ロレアルグループについて
ロレアルは110年以上にわたり美容・化粧品業界のリーダーとして、世界の消費者の美への希求とニーズに応えることに専念してきました。
当社のパーパス「世界をつき動かす美の創造」は、社会に対しても、環境に対しても、サステナブル、インクルーシブ、倫理的かつ寛大な形で美を通じて貢献してゆくという私たちの美への姿勢を包括的に表現するものです。37の国際ブランドを初めとする多様で幅広いブランドポートフォリオと、持続的発展と環境を守るための取り組みである「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムを通じ、美の無限の多様性を賛美し、世界のすべての人々に最高水準の品質、有効性、安全性、誠実さ、責任をお届けします。
当社は、87,400名の従業員を擁し、地理的にもバランスの取れた拠点展開と、すべての流通網(e コマース、マスマーケット、百貨店、薬局、美容室、ブランドおよび旅行小売)における販路を有しています。2022年のグループ売上高は382億6千万ユーロにのぼります。世界11ヵ国に20の研究開発と研究開発拠点を置き、3,900名以上の科学者と5,500名以上の技術系の専門家を擁するロレアルは、美の未来を創造し、ビューティーテクノロジーを推進してゆくことを重要視しています。
詳細については、以下をご参照ください。https://www.loreal.com/en/mediaroom

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注記:本プレスリリースは、ロレアル株式に関する販売の申込み、または、購入の申込みの誘因に該当するものではありません。ロレアルに関するより包括的な情報の入手を希望される場合は、フランス金融市場庁(the Autorite des Marches Financiers)に登録された公文書をご参照ください。
なお、当該文書については、当社ウェブサイト www.loreal-finance.com において、英文版をご覧いただけます。
本プレスリリースには、予測に基づく情報が含まれている場合があります。当社は、これらの記述は本プレスリリースの発表日現在における合理的な仮定に基づくものであると考えますが、その性質上、これらの記述はリスクや不確実性を伴うもので、実際の数値とこれらの記述で示された数字または示唆された数字の間に乖離が生じる可能性があります。

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