内閣府SIP第3期「統合型ヘルスケアシステムの構築」に採択

2023年12月26日(火)10時17分 PR TIMES

SIP第3期 京都大学大学院医学系研究科 石見 拓 教授率いる「臨床情報プラットフォームを活用したPHRによる突然死防止・見守りサービス」に分担研究機関として参画

株式会社ヘルステック研究所は、内閣府事業「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の第3期課題「統合型ヘルスケアシステムの構築」において、研究開発責任者である国立大学法人京都大学大学院医学系研究科 予防医療学分野 石見 拓 教授率いる研究開発テーマ「臨床情報プラットフォームを活用したPHRによる突然死防止・見守りサービス」の研究開発分担者として採択されました。それに伴い、研究開発責任者である国立大学法人京都大学との共同研究開発契約を締結しましたことをお知らせいたします。

報道関係者各位

株式会社ヘルステック研究所(本社:京都府京都市、代表取締役:阿部 達也、以下「ヘルステック研究所」、または「当社」)は、内閣府事業「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の第3期課題「統合型ヘルスケアシステムの構築」において、研究開発責任者である国立大学法人京都大学大学院医学系研究科 予防医療学分野 石見 拓 教授率いる研究開発テーマ「臨床情報プラットフォームを活用したPHRによる突然死防止・見守りサービス」の研究開発分担者として採択されました。それに伴い、研究開発責任者である国立大学法人京都大学との共同研究開発契約を締結しましたことをお知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/62387/84/resize/d62387-84-d0a826f6a6fb3e43a08b-0.png ]

研究背景・目的
現在、日本における突然死の発生率は約0.2%、全死亡の15%前後を占めており(※1)、年間8万人近くが心臓突然死で亡くなっています(※2)。心臓突然死のリスクが高い心不全の罹患者数は全国で約120万人、2030年には130万人に達すると推計されています(※3)。
心臓突然死をはじめとする心疾患による死亡や重症化は院外で突然発症することが多く、従来の医療機関で収集される情報のみでは予知することは非常に困難です。一方、近年ではウェアラブルデバイスやIoT機器の広がりから日常生活での血圧、体重、脈拍等のバイタルサインをはじめとした健康情報、自覚症状等を集積する個人データ(Personal Health Record:PHR)が注目されています。
当社は京都大学と共同し、PHRデバイス上で循環器疾患重症化を予測するソフトウェア開発とライフログデータや症状を医師に共有するシステムの構築を通して、民間事業者が提供する見守りサービスと連携した心臓突然死予防や循環器疾患重症化予防に繋がる事業モデルの構築を目指してまいります。これにより、患者・家族は突然死リスクに関わるフィードバックだけでなく、AI予測に基づくリスクに応じた受診勧奨やホームAEDの提供、電話相談等見守りや安心を享受できる新しいサービスの社会実装を実現してまいります。
※1:日本職業・災害医学会会誌「全国労災病院データからみた急死例の検討」
http://www.jsomt.jp/journal/pdf/062010057.pdf
※2:日本AED財団「心臓突然死の現状」
https://aed-zaidan.jp/knowledge/index.html#anchor1
※3:日本心臓財団「超高齢社会で急増する心不全」
https://www.jhf.or.jp/check/heart_failure/01/

研究概要
<課題名>:「統合型ヘルスケアシステムの構築」
<研究開発テーマ>:A-2)臨床情報プラットフォームを活用したPHRによる突然死防止・見守りサービス
<研究開発チーム>
京都大学

自治医科大学

京都府立医科大学

三菱電機株式会社

ヘルステック研究所


<協力機関>
前橋赤十字病院

セコム株式会社

日本光電工業株式会社

エレコムヘルスケア株式会社

X Detect株式会社


<実施体制図>
[画像2: https://prtimes.jp/i/62387/84/resize/d62387-84-25a3762772158f327f44-1.jpg ]

<研究開発期間(予定)>:2023年〜2027年(5年間)
<症例登録目標>:5年間総計1,000例

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)について
内閣府総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより、科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクトです。国民にとって真に必要な社会的課題や日本経済再生に寄与できるような世界を先導する課題に取り組んでいます。2014年度からの5年間を第1期として11課題、2018年度からの5年間を第2期として12課題に取り組み、2023年度からの5年間は第3期として14課題を推進します。各課題を強力にリードするプログラムディレクターを中心に産学官連携を図り、基礎研究から実用化・事業化までを見据えて一気通貫で研究開発を推進しています。
内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム」
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/index.html



本研究課題採択について(ヘルステック研究所 代表取締役 阿部 達也コメント)
今年は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構「医療・介護・健康データ利活用基盤高度化事業(医療高度化に資するPHRデータ流通基盤構築事業)」に続き、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の第3期課題「統合型ヘルスケアシステムの構築」の研究開発分担機関にも選定され、大変喜ばしく思う反面、責任の重さを感じております。心不全パンデミックと称されるほど我が国の心不全患者数が毎年急増している中で、システム環境やアプリケーションに縛られることなく個人のPHRデータが自由に利活用できる社会を目指す当社にとって、PHRデータが突然死予防に貢献する社会の実現は大きな意義と役割を果たし、新しい健康社会の発展に寄与するものと願っております。

ヘルステック研究所について
当社は、データに基づく健康管理の質の向上を目的とした京都大学における産学連携共同研究「京大データヘルス研究会」の発足を機に設立された大学発のベンチャー企業です。京都大学との共同研究をはじめ、健康・医療・介護に関わる個人データ(Personal Health Record:PHR)の標準化および利活用促進を目指し、研究開発を行なっています。生涯PHRアプリ「健康日記」や医療従事者向け勤怠管理アプリ「医働日記」、大学向け健診サポートシステム「CAMPUS」など多岐に渡るサービスを展開するとともに研究・分析に関するコンサルティングも実施しています。

詳しくは以下URLをご覧ください。
ヘルステック研究所:https://htech-lab.co.jp/

京大データヘルス研究会:https://dh-lab.org/

ヘルステック研究所 公式X:https://twitter.com/htech_lab


※本文中の商品名ならびにサービス名は当社の商標、または登録商標です。

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