1968年公開『ロミオとジュリエット』主演コンビ、未成年のヌードシーンをめぐり製作会社を提訴

2023年1月5日(木)13時40分 シネマカフェ

『ロミオとジュリエット』(1968) (C)APOLLO

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1968年公開の『ロミオとジュリエット』でタイトルロールを演じたレナード・ホワイティング(72)とオリヴィア・ハッセー(71)が、未成年だった頃に撮影された同作のヌードシーンをめぐり、パラマウント・ピクチャーズを提訴した。2人は撮影当時、それぞれ16歳と15歳だった。

昨年12月30日、カリフォルニア州サンタモニカの上級裁判所に提出された訴状によると、2人はパラマウントに対して搾取、セクハラ、詐欺、性的虐待、不注意、未成年者のヌード画像の配布をしたとして訴えており、「パラマウントは、未成年の被雇用者を子どもの性的搾取から守る義務を負っていた」と主張している。映画の公開から50年以上にわたって精神的苦痛を受け、仕事の機会も失ったという2人。パラマウントに5億ドルを超える損害賠償を求めていると報じられている。

問題のシーンで、監督のフランコ・ゼフィレッリは「ヌードシーンはない」と断言し、その代わりに肌と同じ色の下着を着て撮影することが決まっていた。しかし撮影の最終日に、ゼフィレッリが2人にボディメイクを施したヌードで撮影しなければ「映画が失敗に終わる」と言ったことが明かされている。また、ゼフィレッリはカメラの位置を偽り、2人は知らないうちにヌードを撮られており、完成した映画にはオリヴィアの胸とレナードの臀部の映像が収められていたという。

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