藤井聡太王将が防衛に“王手”かけるか 永瀬拓矢九段がシリーズ初勝利飾るか 注目の立川対局再開/将棋・王将戦第3局
2025年2月6日(木)9時7分 ABEMA TIMES
将棋の「囲碁将棋チャンネル 第74期ALSOK杯王将戦七番勝負」第3局は2月6日、藤井聡太王将(竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖、22)が前日に封じた78手目が開封され、午前9時すぎに挑戦者・永瀬拓矢九段(32)の手番で再開された。
シリーズは藤井王将が2連勝と好発進。第3局は、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」を舞台に争われている。
藤井王将が防衛4連覇に“王手”をかけるか、永瀬九段が待望の初勝利を飾るのか。注目の第3局は永瀬九段の先手で「角換わり」の出だしに。腰掛け銀模様の進行となったが、藤井王将は右玉を志向。序盤から細かな工夫がちりばめられ、最先端のねじり合いが繰り広げられた。
両者ともに指し手は早く、1日目の午前中までに60手まで進行。藤井王将の敵陣への角の打ちから局面は激戦へ。高難度の応酬に、中盤戦では両者ともにしっかり持ち時間を投入して慎重な対応を見せる展開となった。馬を作ってしっかりと自陣を引き締めた後手に対し、先手も本格的な戦いを見据えて攻撃の準備を整えていた。
手の広い局面から藤井王将が前日に封じた一手は、飛車引きの一手。馬を消される変化を避け、丁寧な対応を見せていた。難解な局面ながえあ形勢は互角と見られており、今後の展開から目が離せない。
持ち時間は各8時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)