与田祐希、乃木坂46としてのラスト写真集で意識した“解放” 水着撮影前にまさかのハプニングも

2025年2月13日(木)18時0分 マイナビニュース


●“卒業を感じさせる空気”で「思わず涙」
2月12日に約5年ぶり自身3冊目の写真集『ヨーダ』(光文社)を発売した乃木坂46与田祐希。念願だったオーストラリアでのロケや大好きな動物たちとの撮影など「好きなことを好きなようにやらせてもらった」と話す与田だが、乃木坂46として最後の写真集となる今作の撮影に“期待感”と“緊張感”を持って臨んだという。
インタビューでは、これまでで最も制作にも携わったという今作の撮影を振り返ってもらったほか、自身の“集大成”ともなる今作にかけた思い、大ヒットを記録した2nd写真集撮影時にはなかったという“意識”について語った。
○念願のオーストラリアでロケが実現「好きなことを好きなように」
——約5年ぶり3冊目の写真集『ヨーダ』が発売されます(取材は発売前)。久しぶりの写真集だと思いますが、発売が決まった時の率直な心境からお聞かせください。
楽しみという気持ちが一番でした。今までの写真集の撮影もとても楽しかったので、今回もどんなことがあるんだろうと。また、今回は私の好きなようにしていいと言われてもいたので、より楽しみにしていました。
——与田さんの要望もふんだんに詰め込まれた1冊なんですね。写真集のお話を聞いていたときから「こういう風にしたい」というイメージはあったんですか?
色々とお願いさせていただきました。オーストラリアで撮影するというのもですし、着たい衣装やウォンバットとの撮影、海への飛び込みやジェットスキーも……好きなことを好きなようにやらせてもらいました。
——大阪の「池田市ウォンバット応援大使」も務められている与田さんですが、前からロケ地はオーストラリアに決めていたんですか?
「次に写真集を撮るならオーストラリアがいいな」とずっと思っていました。今回、それが実現して、オーストラリアに行くことができてとても嬉しかったです。オーストラリアは自然もあって動物がたくさんいて、気候もとても過ごしやすい時期だったので、本当にリラックスして撮影できました。
○思い出深い楽曲「逃げ水」衣装の撮影で涙
——実際に憧れのオーストラリアに行ってみて、現地の方々とのふれあいや食事などで印象に残っていることはありますか?
食べ物でいうと、牡蠣をたくさん食べました! 毎日食べていたんじゃないかな(笑)。現地の人とでいうと、誌面にも載ってるんですが、撮影場所に子どもたちがいて、一緒に写真撮ってくれました。一緒にアイスを注文したんですが、言葉は通じないけど会話ができている感じがしました。
——写真からもコミュニケーションができている様子が感じられる1枚ですよね。他にも様々なシチュエーションで撮影されていますが、特に印象に残っていることはありますか?
毎日が思い出深いロケでしたが、「逃げ水」の衣装を着て撮影をしたときに卒業を実感してしまって。海沿いで踊りながら撮影をしたんですが、卒業を感じさせる空気が漂っていて、思わず涙も出てしまいました……。
——「逃げ水」の衣装を着たいというのも与田さんが要望されたんですか?
そうです。写真集を撮ると決まってから、どういう写真集にしたいか1人で考えていたときに、ふと思いついて。
——そこで「逃げ水」が出てくるというのは、やはり与田さんにとってこの曲は特別な意味があるのでしょうか?
乃木坂としての最後の写真集なのでファンの方も喜んでくれるかなと思いましたし、私にとっても思い出深い曲の衣装なので、写真集の中にこの衣装の写真があったらすごく嬉しいなと思って。ただ、まさか涙が出るとは思わなかったですけど(笑)。
——それだけ思いの詰まった楽曲であり、衣装ということなんですね。
自分でもびっくりしました! こんな感動的になるとは思っていなかったんですけど、周りのスタッフさんが泣き始めて、それに釣られました(笑)。しっとりとした雰囲気だったんですけど、楽しかったです。
——「逃げ水」の衣装以外にも、与田さんから着たいとお願いした衣装はあったんですか?
ありました。グレーのスウェットはプライベートでもよく着ているので落ち着くからほしいとか、普段あまり着ないような服も着たいとか……それでスタイリストさんがいろんな衣装を持ってきてくださったので、実は今回の写真集ではフィッティングに今までいちばん時間がかかったんです。
あとは「靴下を投げる」、「スウェットでビールを飲む」など衣装だけというより、シーンも含めてやりたいことをお伝えさせていただきました。
●写真集は「痩せればいいというものでもない」
○乃木坂46としてのラスト写真集で意識した“前作になかったもの”
——今回は写真のセレクトにも参加したとか。
選ばせていただきました。過去イチ携わらせていただいています。1stは制作の部分は全くノータッチだったので、撮ってもらって気がついたら完成していました(笑)。2ndのときは、少し写真を選ばせてもらったりしましたが、今回ほどではなかったので、今回は相当自分で選んでいるので楽しみです!
——1st・2ndのお話もありましたが、5年ぶり3冊目の写真集を撮影して、与田さんは自身の変化を感じましたか?
見た目や顔がどうというよりは、気持ちがとても違いました。今回は卒業が決まってから乃木坂として最後の写真集である意味、集大成。さらに前作の2nd写真集がとてもたくさんの方に「よかった」と言ってもらえたので、それを超えなきゃいけないというプレッシャーも最初はありました。
——冒頭で「楽しみという気持ちが一番」とおっしゃっていましたが、やっぱりプレッシャーもあったんですね。
「乃木坂46として最後だし、いい写真集にしなきゃ」「集大成と胸を張って言えるような写真集にしたいな」という思いがとても強かったので、緊張感もありました。
——やはり「卒業」ということが意識の中に常にあったと。撮影中に意識していたことはありますか?
今回は、こういう顔をしようとか何も決めずにそのときの感情のままの表情や動きの写真もいっぱいあります。それこそ2nd写真集は決めてから撮った写真が多かったかなと思っていて、それもそれでとてもいいと思うんですが、「前作になかったものってなんだろう」と考えたときに、「作り込んでいない部分も出していきたい」という考えにたどり着きました。ただ、全部が作り込んでいないカットだと自己満足な写真集になってしまうので、作り込むところは作り込む、解放するところ解放する、そのメリハリを意識していました。
○写真集撮影に向けてボディメイクをしない理由「痩せすぎてもよくない」
——今回も写真集では、水着やランジェリーカットもありました。撮影に向けてボディメイクや食事など、気を付けたりしましたか?
しなかったです! でも痩せようと思ったら痩せられるんです。今もお正月明けから絞っていて、3㎏ぐらい落としました!
ただ、写真集は痩せればいいというものでもないと思っていて。コンサートとかだったら細い方がステージ栄えすると思うんですが、写真集は難しくて……太りすぎてもよくないし、痩せすぎてもよくない。自分の中のベストが難しかったですが、ゲッソリしているのは違うので程よく健康的な体で臨みました。
——無理しすぎて体調壊すほうが、良くないですしね。
なにより「楽しく」ということが1番にあったので、オーストラリアでお酒も飲んだし、ご飯もいっぱい食べたし、ハッピーオーラが出てるんじゃないかと思います(笑)。
——いいですね! オーストラリアでは食も楽しまれたんですね。
そうなんです! 結構食べている写真も多いですし、実は水着の撮影前にハンバーガーとか食べてお腹がぽっこりしちゃって(笑)。やばい! と焦ってお腹にグッと力を入れて撮影したりしました。
あと、ある日の朝は顔がむくみすぎていて。スタッフさんも普段は気を使って「そんなむくんでないよ」と言ってくれるんですけど、その日はみんなに「むくんでるね」と言われて……昨日どれだけ食べたんだとめっちゃイジられました(笑)。
■与田祐希
2000年5月5日生まれ。福岡県出身。アイドルグループ・乃木坂46のメンバーで、女優・モデルとしても活躍する。2018年にテレビ東京系ドラマ『モブサイコ100』(18年)で女優デビュー。主な出演作にTBS系『日本沈没-希望のひと-』(21)、テレビ東京系『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』(24)、映画『OUT』(23)など。2月22日・23日に開催される卒業コンサートをもって乃木坂46を卒業する。3rd写真集『ヨーダ』(光文社)が絶賛発売中。

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