岡田将生「口説いてるんだよ」――“ヤバすぎる”セリフ連発で広瀬すずに迫る 『ゆきてかへらぬ』尊すぎる本編映像

2025年2月14日(金)19時0分 クランクイン!

広瀬すず、木戸大聖、岡田将生が共演する映画『ゆきてかへらぬ』より、駆け出し女優・泰子(広瀬)が文芸評論家・小林(岡田)から迫られるシーンを納めた本編映像が解禁された。

 本作は、「文化の百花繚乱(りょうらん)」が咲き誇る大正時代を舞台に、実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描いた作品。『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』の田中陽造が40年以上前に書いた幻の脚本を、この脚本に焦がれ続けていた根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンを取り、映像化した。美しい時代を火花散らすように駆ける3人の男女を広瀬すず、木戸大聖、そして岡田将生が演じる。

 まだ芽の出ない女優・長谷川泰子(広瀬)は、のちに不世出の天才詩人と呼ばれることになる青年・中原中也(木戸)と出逢う。どこか虚勢を張り合うふたりは、互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめる。その後東京に引っ越したふたりのもとを、中也の友人で、のちに日本を代表することになる文芸評論家・小林秀雄(岡田)が訪ねてくる。偶然ともいえるその出逢いが、やがて3人の運命を狂わせていく—。

 今回解禁されたのは、いつも中也と一緒だった泰子が初めて小林と2人きりになる本編シーン。女優として端役ながらも念願の銀幕デビューを果たした泰子。劇場からの帰り道、中也は泰子の演技を観て「詩が浮かんだ!」と泰子と小林を残して飛ぶように帰ってしまう。

 2人きりになった泰子と小林。少し気まずい空気の中、小林は本物を見抜く評論家らしく「もっと普段の君らしく、自然にやればいい。そうすれば、君の美しさが活きるんだ」と優しく語りかけ、泰子への好意さえも匂わせる。中也の数少ない友人であり、誰よりも中也を理解しているかのような小林に嫉妬すら抱いていた泰子は、小林からの予想外の言葉に「私が美しい…?まるで口説いてるみたい」と茶化すように答える。

 すると小林は「口説いてるんだよ」とすべてを見抜くような強い眼差しで泰子を見つめる。さらに「中原が…」と逃げるように立ち去る泰子の手を掴み、「また会ってくれ」「俺にはただ、君だけが存在する」と、胸の内に秘めていた想いを告げるのだった。果たして3人の愛の行き着くそことは? 歪(いびつ)で危険な関係の始まりを予感させる映像となっている。

 映画『ゆきてかへらぬ』は、2月21日より全国公開。

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