『オードリーANN』東京ドームから丸1年 ギャラクシー賞、ギネス、日向坂ドーム…ライブ後もとどまることを知らない快進撃

2025年2月18日(火)19時10分 オリコン

『オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム』の模様(C)ニッポン放送

 “最高にトゥース”な3時間40分あまりの大イベント『オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム』が行われてから、きょう18日で丸1年を迎えた。5万3000人のリスナーが集い、ライブビューイングと配信を含めると合計15万6707人が熱狂し、イベント後もさまざまな反響が寄せられたが、1年が経過した今でも「#オードリーANN東京ドーム1周年」とのハッシュタグとともに盛り上がりを見せている。改めて、当時の様子とともにこのイベントを振り返ってみたい。

 イベント前、東京ドームに到着すると『ANN』のテーマソングである「ビタースウィートサンバ」、星野源による今回のイベントの主題歌「おともだち」が流れている。はためく“のぼり”には、オードリーはもちろん、「チーム付け焼き刃」の愛称で親しまれるスタッフ陣の顔と名前もあり、リトルトゥース(番組リスナーの愛称)たちが、思い思いに写真を撮影していた。イベントグッズの販売場所は長蛇の列、この番組が15年かけて作り上げてきた関係性の深さを実感する瞬間だった。

 午後3時30分から会場限定で、放送作家の藤井青銅氏、どきどきキャンプの佐藤満春による「サトミツ・青銅のオール前座ニッポン」を放送。イベント直前5分は会場から生で行われ、放送を終えた2人が歩いていると、どこからともなく観客から大きな拍手が送られた。それから暗転して、本番が近づくと会場からは盛大な歓声が上がった。オープニングは、星野の「おともだち」に乗せて、アニメーション演出が施された。その後、入場前のVTR演出が放映されると、会場中の「リトルトゥース」から笑い声が漏れた。

 映画『フィールド・オブ・ドリームス』をオマージュした壮大なオープニング映像後、若林正恭はこのイベントに向けた体力作りのために乗っていた“自転車”にまたがり、風を切るようにドームの周りを1周。一方の春日俊彰は、映画『メジャーリーグ』をオマージュした演出で、番組スタッフを従えて姿を現し、3塁側ベンチから、自身の名前を冠した番組グッズのタオルを掲げてゆっくりと歩みを進めていった。2人がドームの中心に並ぶと、会場中に喜びが伝播していく様子が伝わってきた。若林が「こんばんは、ラジオモンスターです!えー自転車で来ました。きょうは、ラジオやります」と宣言すると、春日もいつものように「東京ドーム、カスミン」とあいさつした。

 若林のトークパートでは、体力作りの一環で行っていた自転車を生かして「Uber Eatsの配達員デビュー」をしたと告白。春日のトークパートでは、番組内で話題にあがった思い出の町中華「長楽」のポークライスを、春日が若林のために“完全再現”。実際に食べた若林が「スカそうと思ったけど、泣きそう。何年ぶりだ、これ。いやーこれだわ。これはすごい」と口にすると、春日が「よっしゃ!」と大きくガッツポーズを作る様子は“部室トーク”を感じさせ、それを東京ドームで見ていることに不思議な感覚になった。

 春日のプロレス企画後、若林がDJプレイを行うパートでは、番組内の名言を「ビタースウィートサンバ」に乗せてリミックス。2曲を終えて、「Orange」のイントロが流れたところで星野源がセンターステージにサプライズ登場を果たし「久しぶりだな、東京ドーム」とつぶやくと、会場の観客から驚きと大きな歓声が上がった。花道中央で近づいていった2人は「Orange」を披露した。

 会場の興奮も冷めやらぬ中、2人がトークが展開。若林が「『Orange』できてうれしかったな。思い出しますよね。いろいろ。きょうは歌っていただいて、トークもしていただいて、ありがとうございます!」と終わりのムードを出すと、星野が「せっかく来たんで、もう1曲やりませんか(笑)」と提案。星野が「この2人といえば、もう1曲あるんですよね?みなさん、立ちませんか?」と切り出すと、センターステージで「Pop Virus」のコラボを行った。MC.wakaのラップパートは、東京ドームバージョンにアレンジされており、スマートフォンの明かりが灯りだす、唯一無二の「LIGHTHOUSE」による空間が広がった。

 感動の余韻が残る中、いつもどおりに「死んでもやめんじゃねーぞ」のコーナーに。そのまま、エンディングトークになり、ラジオブースを模したトロッコでドームを回っていった。最後は、再び2人が登場し、圧巻の30分超にわたる漫才で大団円。若林から「どうでしたか、春日さん」と向けられた春日は「ほんとにね、ありがとね。ハハハ(笑)。ネタじゃないけどさ、ホントにありがとねっていう。演者のみなさんもそうだけどさ。来てくれて、ありがとねっていう」と感慨深げに口にした。

 若林が「配信、ライブビューイング、会場、みなさん最高のトゥースですよ。ありがたかったね。こうやって集まって、みなさんのおかげで舞台を作ってくれましたから。ちょっと言葉が見つからないくらい、そういう気持ちであふれていますよ。そうですね、何年後になるかわからないですけど、お互いトゥースだったら、またやろうよ」と呼びかけると、春日も「これはトゥースな話よ」と応じた。若林が「我々はいつも土曜深夜1時にしゃべり続けていくので、気が向いたらまた聞いてください。トゥースとしかいいようがない」と締めくくった。

 こうして終わった一大イベントだが、そこから先も“最高にトゥースな景色”が広がった。日向坂46が、デビュー5周年記念公式BOOK『H46MODE vol.1』(光文社)を発売したことを記念したインタビューでは、佐々木久美がドームライブ直後の若林から「次はお前たちだな!」との言葉をかけられたと紹介。この発言をめぐっても“公式見解”を『日向坂で会いましょう』内で決定するなどの流れも生まれ、さらに、12月に東京ドームで行われた『Happy Magical Tour 2024』ツアーファイナルDAY2には、オードリーがサプライズ登場。若林が「おひさまたち、会いたかったよ!ラジオモンスターです!」と登場すると、感動が広がった。

 また、東京ドームライブが「ラジオをカルチャーとして進化させる社会現象を生み出して」いるとの理由から、2人が『第61回ギャラクシー賞』DJパーソナリティー賞に輝く快挙も。さらには「コメディショー(ハイブリッドビューイング)のチケット販売数の最多記録」としてギネス世界記録にも認定されるなど、「Tomorrow Never Knows」ばりにとどまることを知らない快進撃を続けてきた。ライブを余すことなく収録したBlu-ray、DVDは絶賛発売中で、オードリーの2人が新たにコメントを寄せたPOPもHMVで掲出されている。

オリコン

「オードリー」をもっと詳しく

「オードリー」のニュース

「オードリー」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ