又吉直樹、ヒット小説『火花』の誕生秘話「あのとき忙しいままやったら…」
2025年2月28日(金)11時1分 マイナビニュース
お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が23日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』を更新。自身のヒット小説『火花』の誕生秘話を明かした。
○『火花』の発表は「いいタイミングやった」
2015年に第153回芥川賞を受賞し、映画やドラマ、舞台にもなった小説『火花』。「34歳でまあまあ長い小説書いて。35歳で『火花』を発表して」と話しはじめた又吉は、「いいタイミングやったなと思いますね」としみじみ。「30歳ぐらいからテレビにいろいろ出させてもらって。4年ぐらいして、大きなコント番組とか『笑っていいとも!』が終わったりして」と振り返りつつ、「それまで毎日2時間ぐらいしか寝られへんみたいな。ずっと眠くて……」と当時を回顧した。
多忙な日々が落ち着き、「何本か仕事して、21〜22時に家に帰れるみたいな生活に変わったんです。“あれ? どうしよう? めっちゃ時間空いた”みたいな感覚があって」と戸惑いを明かした又吉。一方で、そんなタイミングと、小説を書きたいと思った瞬間がたまたま「合った」と言い、「多分、あのとき忙しいままやったら、書けてないですね。物理的に無理というか」と告白。最後は、視聴者に向け、「仕事が停滞したとか減ったときに、ちょっとポジティブにとらえて。“この時間を使って何かやろう!”って考えるのもいいかもしれない」とアドバイスを送っていた。
【編集部MEMO】
又吉直樹は、2020年6月にYouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』を開設。後輩たちを巻き込んだ企画や妄想解釈、作品レビューなどが好評で、チャンネル登録者数は47万人、累計再生数は7,000万回を超えている。