【漫画】流行中の軽量装備「UL」。あれもこれも減らせない私に残ったのは…軽量化するほどキラキラ登山から離れていくのは私だけでしょうか

2024年3月2日(土)8時0分 婦人公論.jp


登山の世界では「UL」が流行していますが——。(以下全てイラスト:たまご)

『レジャー白書2022』によれば、登山の参加人口は440万人(21年度)。一時のブームから落ち着きを見せたとは言え、今もたいへん多くの方が楽しんでいます。一方、登山を通じて遭遇した出来事や気づいたこと、”あるある”などをブログで発信し、人気を博しているのが主婦のたまごさん。今回のテーマは「UL」です。

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そもそも“UL”とは


装備の軽量化を意味するUL(ウルトラライト)。近年、このUL装備で登山をしている人を目にするコトが多くなりました。


【1】憧れのUL仕様!

私が感じるULの魅力は

●重装備に比べて体への負荷を軽減でき、登りや長距離を歩くのが楽

●岩場や鎖場などで快適性を高めた行動ができる

といったところでしょうか。

でも買い替えられないし減らせない


ずっしりとしたザックを「重っ」と背負い、ふうふう言いながら私が登るすぐ横を、軽やかに追い越して行くUL装備で身を固めた方々。


【2】靴も軽いものに!

彼らを見ると、「自分も軽量化すればあの人のように楽々と登れるはず」と勘違いして「よし! 私も軽量化するぞ!」と思うのですが…

そもそもザックや登山靴を、軽い登山道具に買い替える決心ができない! やはり長年使い、自分の身体に合った登山道具を優先してしまうのです。

じゃあ道具を減らせば、と思ったかもしれません。実際に減らすことを検討したなら、対象はファーストエイドキットや雨具、ヘッドライト、防寒具などになるのでしょうか。

でも心配性の私ですから、これらの道具はもちろん減らせません。

最後に残るのは


ほかに軽量化できる所はないか、と考えたら、最後に残るのはやはり…

自分自身の「カラダ」。(笑)

実際、身体が重ければ、その体を動かすために多くのエネルギーが必要になります。下りでは、膝に負担がかかって、膝痛の原因にも。


【3】ご飯もUL化しちゃう

個人的にはあと5キロは減らしたいと思っているのですが、中年となった今、体力は減るのに体重は簡単に増える一方です。

ULするほどキラキラから離れていく…


なお、現在の私が登山時に行っている「カラダ」の軽量化は、食事をなるべく簡易な物にするということ。

登山中のお昼はコンビニおにぎりだけで済ます。そのほか、コンパクトで高カロリーな栄養補助食品である非常食や予備食を活用する、といった感じでしょうか。いずれにせよ、SNSや雑誌などで見かける美味しそうな「山ご飯」とは無縁です。

正直言うと、「美」もULの対象になりつつあります。

下山したあとの服は別途用意していても、登山中は着たきり雀。登山中のスキンケアもメイク無しに日焼け止めを塗っただけで、寝る前のケアはそれを拭きとるのみ。はっきり言って女子力はめちゃ低い…。

理想では「ULでキラキラした素敵な登山者になりたい」と思いつつ、軽量化を図れば図るほど、キラキラからどんどん距離のある登山者になっていくのは私だけでしょうか。

婦人公論.jp

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