元プロキックボクサーのラーメン店主、「死ぬ前に1回…」教え子の芸人と25年ぶり再会
2025年3月4日(火)7時0分 マイナビニュース
中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00〜)が、きょう4日に放送。ゲストに、佐藤隆太、加藤史帆が出演する。
名古屋駅から車で30分、愛知県津島市にあるラーメン屋は、運送会社の駐車場を間借りして昨年オープンしたばかりだが、すでに足繁く通う常連客が付いているだけでなく、車で高速に乗り、1時間かけて訪ねてくる家族連れも。
メニューは2種類のみで、「らーめん」は返しじょうゆに鶏油(チーユ)、鶏ガラのもと、あごだしのもと、貝柱スープのもとなどを加えたスープに、コシの強い特注の細麺を合わせたもの。自家製の鶏チャーシューと自家製メンマ、ネギ、のりがトッピングされる。その中毒性は高いようで、「やみつきになるよほんとに」「1週間毎日でもいいくらい」と絶賛の声が続出する。
もう一品は「やきめし」で、卵とご飯、塩、鶏ガラのもと、貝柱スープのもとに、もらったコーンやニラも加え、ごま油で味を整えたシンプルなもの。「冷めても美味しいように」と、冷めると硬くなってしまうしょうゆではなく、ダシを使っているのがこだわり。価格は「らーめん」が300円、「やきめし」が200円で、両方頼んでもワンコインというから驚きだ。
店はプレハブでできた小さなキッチンと、鉄パイプにテントとブルーシートを被せただけの細長い屋台スペースからなる。そのどちらも店主の手作り。食事や飲み物の配膳、そしてお金のやり取りは、鉄パイプと連結した専用のレールとゴンドラを使って行うのもこの店ならでは。営業が終われば、テントをひとりで持ち上げて片付けるのも店主の仕事。かなりの重労働だが、「こうやって動くのが楽しいって思えば苦じゃない」と、事もなげに話す。
現在70代の店主だが、20歳の頃、プロのキックボクサーとして後楽園ホールでデビューし、試合の様子がテレビで放送されたこともあるという。現役引退後も、指導者として子どもたちにキックボクシングを教えていたようで、その中にはのちにお笑い芸人として有名になった人物も。「死ぬ前に1回会いたいな」と店主が語っていたそのお笑い芸人が、仕事の合間に来店。約25年ぶりの再会を果たす。
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