『Style Wars』公開記念、ストリートを映す"フッドムービーセレクション"実施

2021年3月10日(水)12時30分 シネマカフェ

『Style Wars』(C)MCMLXXXIII Public Art Films, Inc. All Rights Reserved

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ヒップホップ黎明期を記録したドキュメンタリー映画『Style Wars』の公開を記念したコラボ企画が決定。第1弾として、カルチャーの聖地・渋谷パルコにある渋谷ホワイトシネクイントと“フッドムービーセレクション”を開催する。



本作は、1970〜80年代初頭のNY・サウスブロンクスで生まれたスプレー・アート“グラフィティ”をテーマに取り上げ、ラップやブレイキン(ブレイクダンス)など、のちに“ヒップホップ”として人々を魅了するカルチャーの生まれ落ちる瞬間をフィルムに捉えた貴重なドキュメンタリー。

これまでヒップホップヘッズのバイブルとして語り継がれてきたが、日本ではDVDリリースされたものの劇場未公開。製作から40年近くが経ったいま、劇場で公開される。


今回の第1弾コラボ企画では、“フッドムービーセレクション”を開催。“フッド”の由来は、「neighborhood」(隣人、近所)の「hood」から派生した、地元や出身地を示すスラングで、ストリートや地域の実情を描いた作品の中から、名作として語り継がれる『ジュース』(1992)と『ポケットいっぱいの涙』(1993)を上映する。

『ジュース』は、4人のティーンエイジャーが面白半分から悪の道へ引きずり込まれていく姿を描いた青春ヴァイオレンスムービー。2PACことトゥパック・シャクールが物語のキーマンとして出演している。


『ポケットいっぱいの涙』は、暴力とドラッグに支配される街に暮らす一人の黒人青年の目を通して、抗争や死という日常を生きる周囲の友人たちに巻き込まれていく主人公の葛藤を描写。どちらも異色の青春映画としてヒップホップヘッズたちのマスターピースとして語り継がれ、そのテーマは昨年、世界的に大きなうねりを見せた「Black Lives Matter」にも通じ、いま色褪せないメッセージを放つ。


『Style Wars』は3月26日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。

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