エマ・ストーン主演 『哀れなるものたち』ブルーレイ+DVDセットが5月8日発売

2024年3月25日(月)10時0分 シネマカフェ

『哀れなるものたち』© 2024 20th Century Studios.

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ヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』のブルーレイ+DVDセットが5月8日(水)に発売されることが決定。4月24日(水)にはデジタル配信(購入)が開始される。

『女王陛下のお気に入り』(18)のヨルゴス・ランティモス監督と、エマ・ストーンが再タッグを組んだ本作は、主人公・ベラの数奇な運命と壮大な旅を通して描く、現代にも通ずる、社会における女性の真の自由と平等についての物語。

第96回アカデミー賞で衣装デザイン賞や美術賞含む4部門を受賞し、奇想天外な脚本から壮麗かつ緻密な美術、ユーモラスで情感あふれる音楽、華麗かつ大胆さを極めた衣装、度肝を抜くカメラワークを駆使した撮影により、唯一無二の作品世界を構築した。本編は劇場版と同じオリジナル無修正R18+バージョンを収録するなど、ランティモス監督の世界観を余す事なく堪能できる。

■遂に映画化が実現したゼロから始める女性の物語
2020年初め、ヨルゴス・ランティモスは受賞歴のあるプロデューサーであるエド・ギニー、アンドリュー・ロウ、彼らの会社エレメント・ピクチャーズ、そしてエマ・ストーンに、本作の製作に参加しないかと声を掛けた。ランティモスとストーンは、彼女がベラを演じることについて2017年より話し合いを続けていて、脚本、キャスト、スタッフについての意見交換も行なっていた。

彼女がプロデューサーとしても大きな戦力になることは明らかであり、彼女自身も参加を快諾する。ギニーは『哀れなるものたち』についての初期の会話をこうふり返る。「ヨルゴスは長年映画化したいと望んでいたグレイの本について触れ、今は亡き著者ともかつて連絡を取り合っていました。彼は早い段階から極めて情熱的で、この物語と深い関わりを持っていました。アラスターはヨルゴスが彼の小説を真に理解してくれて、安心して任せられると感じていたと思います」。

■全てを歩き回るのに30分はかかる巨大かつ壮麗なセット
製作陣は当初、ブダペストやプラハといった都市をロケ地として探し始めたが、1930年代の映画にインスピレーションを受けたランティモスは、ゼロから自分たちの世界を作り上げるというアイディアを模索し始めた。彼はセットを作り込んでスクリーンで表現すること、それが究極的に映画の一部となることを望んでいた。

「ベラが住む世界を作り上げる必要がありました」とランティモスは説明する。「それは単に現実的なものではだめです。私たちは時代を押し広げ、特定の時代をほのめかす要素を入れつつも、さらにおとぎ話や物事のメタファーとなるようなものを目指しました。ですから、SF的であったり、時代錯誤的であったり、空想的であったり、様々な要素が入り混じっているのです」。

■エキセントリックな人物を作り上げたヘアメイクアップ・デザイナー
ヘア・メイクアップ&特殊メイクデザイナーのナディア・ステイシーは、ベラに対してその時代の究極のフェミニストであるという考えを持ち続けていた。ヴィクトリア朝時代の女性についての文献を読んだ際、彼女たちが従うべきルールについて多く書かれていることに気がついたのだ。

ベラには何の足枷もなく、それが彼女を魅力的にし、そしてヴィクトリア朝時代のイギリスで期待されていたことに背を向ける存在の完璧な例だった。当時、女性的で男性から魅力的だと思われていたのはとても長い髪でしたが、その髪を下ろすのは家の中だけだったという。ステイシーは、ベラが髪をアップにすることはないと決めていて、自由に振る舞うスペインのリスボンでは特にそうだと語っている。

『哀れなるものたち』ブルーレイ+DVDセットは5月8日(水)発売。4月24日(水)デジタル配信開始(購入)、5月8日(水)デジタル配信開始(レンタル)。

『哀れなるものたち』
4月24日(水)デジタル配信開始(購入)
5月8日(水)デジタル配信開始(レンタル)、ブルーレイ+DVDセット発売
© 2024 20th Century Studios.
発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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