映画『白雪姫』レイチェル・ゼグラーの政治的発言のため舞台裏で起こった出来事を関係者が暴露
2025年3月27日(木)18時30分 クランクイン!
Varietyによると、レイチェルは2024年8月、同作の最初の公式予告編を発表した3日後に、X(旧ツイッター)を更新し、予告編の再生数が24時間で1億2000万回を突破したことに感謝するとともに、「パレスチナ解放を常に心に留めて」と綴ったそう。一方で、悪の女王役のガル・ガドットはイスラエルの出身。兵役でイスラエル国防軍に参加した経験もあり、SNSなどで自国への支持を声高に表明している。
レイチェルの投稿は、ディズニーの幹部に「衝撃を与え」、彼女のチームに懸念を表明することとなった。プロデューサーがニューヨークまで飛んでレイチェルと話し合いを持ったそうだが、結果として、レイチェルは投稿を削除せず。これが原因で、4人の子供を持つガルの元に殺人予告が急増し、ディズニーはガルに対する追加の警備費用を負担したそうだ。「彼女は自分の行動が、映画やガル、他の人にどんな影響を与えるか、理解していなかった」と関係者が明かしている。
情報筋は、レイチェルとガルの間に「わだかまりはない」と話しているが、こうした論争が続いたため、ディズニーは今月初めに行ったロサンゼルスプレミアの取材を限定するなど対応に迫られた。
また、レイチェルはこのほかにも、王子のキスで目覚めるオリジナルのストーリーを「時代遅れ」と評したり、トランプ大統領不支持を表明し、大統領支援者らから批判され、発言を撤回した経緯もあった。
興行成績アナリストのジェフ・ボック氏は、こうした論争が『白雪姫』に与えた影響を指摘。「報道はすべて良い報道だと言われるが、『白雪姫』の場合は完全に間違っていた。何年もの間、あまりにも多くの否定的な論争に巻き込まれていた」と指摘している。