二宮和也、人気ゲーム『8番出口』実写映画で“迷う男”に! 8.29公開決定

2025年3月28日(金)5時0分 クランクイン!

日本のインディーゲームクリエイターが生み出し、社会現象となったゲームを実写化する映画『8番出口』が、8月29日に公開されることが決定。二宮和也が、地下通路で異変を探し、8番出口を求めて“迷う男”を演じることが発表された。併せて、ポスタービジュアル&特報も到着した。

 2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEがたったひとりで制作し、全世界累計150万ダウンロードを突破、瞬く間に社会現象となった、“異変”探し無限ループゲーム『8番出口』。よくある地下鉄の駅を舞台に、無限にループする地下通路に閉じ込められたプレイヤーがさまざまな“異変”に恐怖しながら「8番出口」を目指す。シンプルながら独特で不気味な世界観が話題を呼び、個人制作のゲームとしては異例の大ヒットを記録。数々の著名人によるゲーム実況を始めとするYouTube上での関連動画が総再生回数1億回を突破するなど、国内外を問わず熱狂的なファンが存在しており、その人気は今もなお加速している。

 蛍光灯に照らされた、無機質な白い地下通路を歩いていく。しかしいつまで経っても「出口」にたどり着くことができない。何度もすれ違うスーツ姿の男に違和感を感じ、やがて自分が同じ地下通路を繰り返し歩いていることに気付く。そして壁に掲示された不可思議な“ご案内”を見つける。「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」「8番出口から、外に出ること」。通路に“異変”があれば逆方向へ引き返し、なければそのまま前に進む。「1番出口」「2番出口」「3番出口」……。正しければ「8番出口」に近づき、ひとつ見落としてしまえば「0番出口」(ふりだし)に戻る。果たして、突如迷い込んでしまった無限回廊から抜け出すことができるのか?

 実写映画化が発表されて以来、「あのゲームをどうやって実写映画化するの!?」と話題騒然だった本作。昨年12月に、スーツ姿の“歩く男”(河内大和)の映像が解禁され全世界に衝撃を与えたが、このたび、地下通路で異変を探し、8番出口を求めて“迷う男”を二宮和也が演じることが発表された。二宮は、役者人生初・名前のない主人公を熱演する。

 メガホンを取るのは、川村元気。長編映画の監督を務めるのは、第70回サン・セバスティアン国際映画祭にて日本人初となる最優秀監督賞を受賞した初監督作『百花』(2033)以来、2度目となる。川村は「二宮さんは、セリフやアクションで発散する芝居も素晴らしいのですが、それ以上に『惹きつける』芝居が抜群だと思っています。脚本の段階から撮影の現場まで、彼の豊富なアイデアに、その多彩な演技に、大いに助けてもらいました』と、コメントを寄せている。

 二宮は「とにかく川村【監督】とご一緒したいと思っていたので、お声を掛けていただいたのが嬉しくて参加出来てよかったなと思いました。この作品は中々言語化が難しいのですが、我々のこだわりの一秒一秒を早く皆様に観ていただきたいと思っております。では、異変にお気をつけて、、皆様が映画館から出られる事を祈っております」と、語った。

 なお、二宮と河内は、TBS日曜劇場『VIVANT』(2023)以来、2度目の共演。“迷う男”と“歩く男”は、永遠に繰り返す無限回廊の中でどのように物語に関わっていくのか?

 さらに本作は、すでにベルリン映画祭併設のフィルムマーケットにて海外セールスが開始されており、日本での公開はおろか詳細の情報解禁前の状況にして、すでに15以上の国と地域での上映が決定。日本映画としてまさに“異変”炸裂な反響を見せており、本作の注目度は、今まさに海外規模でもリアルタイムで拡散されている。

 ポスターは、インパクト大の“8”が目を引くビジュアルに。まるで地下鉄の案内看板のような黄色に、大きな“8”の数字と“(8番出口)から、外に出ること。”というキャッチコピー、そして“迷う男”の鬼気迫る表情。彼に次々と襲い掛かる“異変”とは、そして、彼の視線の先にあるものとは—? 全く未知のエンタテインメント映画の誕生を予感させる、インパクト大のポスタービジュアルが完成した。

 さらに、“異変”たっぷりの特報映像も解禁。どこにでもある地下通路に迷い込んでしまった男。“ご案内”に従って通路を進みつつも、次々と襲いかかる“異変”。この空間は現実なのか? 幻想なのか? 果たして、男は無事に地下通路から脱出できるのか?

 映画『8番出口』は、8月29日全国公開。

 監督・脚本の川村元気のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■川村元気

 超日本的に整理された地下通路における、混乱と恐怖の無限ループ。

 『8番出口』に出会った時、これは日本発の世界で勝負できる「発明」だと興奮しました。でも、いったいどんな映画になるのか? 今まで映画を四十本以上作ってきて、これほどまでにどんな映画になるのかわからない作品はなかった。けれども、それこそが映画館で体験したいエンタテインメントだとも思いましたし、自分が監督としてチャレンジするのならばそういう作品でありたいと思いました。

 二宮和也さんは、まるで意思を持ったかのように異変を見せながら無限にループする地下通路に迷い込んだ主人公です。彼の役には名前がありません。恐ろしいことや不思議なことが日々起こる「現代」において、困難な「現実」をサバイブしていく「人間」を演じてもらいました。

 二宮さんは、セリフやアクションで発散する芝居も素晴らしいのですが、それ以上に「惹きつける」芝居が抜群だと思っています。ただ歩いている、ただなにかを見ている。それだけでも観客が前のめりで観てしまう、視線を惹きつける力がある俳優。それは『硫黄島からの手紙』でクリント・イーストウッド監督が発見した彼の最大の魅力だと思っていて、それを『8番出口』では存分に活かしたいと思いました。脚本の段階から撮影の現場まで、彼の豊富なアイデアに、その多彩な演技に、大いに助けてもらいました。

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