キャサリン皇太子妃、単独でがん公表した理由とは 王室専門家が解説「強い女性の本質的なメッセージ」

2024年3月29日(金)13時45分 Techinsight

キャサリン皇太子妃がウィリアム皇太子を同席させず、単独でがん公表をした理由を王室専門家が解説している(『The Prince and Princess of Wales Instagram「A pleasure to welcome President @sukyeol.yoon」』より)

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キャサリン皇太子妃が単独でがんを公表したことについて、王室専門家がその理由を解説した。公開された動画でウィリアム皇太子は同席せず、キャサリン皇太子妃が1人で自身の病状を告白していた。皇太子妃はスピーチの内容をすべて自分で考えて、1人でメッセージを伝える選択をしたという。ウィリアム皇太子はそんな妻を全面的にサポートし、陰で家族を支えてきたそうだ。

キャサリン皇太子妃は現地時間22日、ケンジントン宮殿の公式SNSを通して動画を公開し、1月にロンドンで腹部手術を受けた後、がんが発見されたため、現在は予防的な化学療法を開始したと告白した。


動画は20日に撮影されたが、当日のウィリアム皇太子は近衛歩兵連隊ウェルシュガーズ(Welsh Guards)としてウィンザー近郊のコンバーミア兵舎を訪問し、兵士達と対面していた。


動画では、キャサリン皇太子妃が自宅でサポートしてくれる夫について、「ウィリアムがそばにいてくれることも、大きな慰めと安心の源です」と感謝を述べる場面もあった。


そんな皇太子妃が、ウィリアム皇太子を動画に登場させず、自らがんを公表したことには理由があると英紙『The Sunday Times』が報じた。


同紙の取材に応じた情報筋は、キャサリン皇太子妃の動画について「これは彼女が強い女性として、本質的な強いメッセージを国民と共有するものでした。彼女の隣には、誰も座る必要がなかったのです」と解説した。


皇太子妃は動画のスピーチの内容をすべて自分で考えたが、ウィリアム皇太子は単独でメッセージを伝えたいという妻の選択を大いに支持していたという。


この情報筋は、「ウィリアムはキャサリンと家族を陰で支え続けてきました」と言うと、単独で動画を撮影するに至ったいきさつについて、こう説明した。


「彼女は夫の全面的なサポートとアドバイスのもとで実行し、彼は動画に関するすべての会話に加わりました。ウィリアムはあらゆる面で、妻がそうする必要がなかったことを望んでいます。しかし、それは彼女の決断であり、恨まれることでもありません。ウィリアムは全面的に支持しました。」


英メディア『The Sun』のインタビューに応じた王室コメンテーターのディッキー・アービター氏は、キャサリン皇太子妃が動画に単独で出演したことを批判する人々に対し、怒りを露わにした。


「いろんな人達がソーシャルメディアにやってきて、『なぜ、ウィリアムが出ていないんだ』などと言ったことに、私は腹を立てています。」


そして「あれはウィリアムのメッセージではなく、彼女のメッセージだったのです。彼女が自分自身で行ったのは正しいことでした」と、皇太子妃を称賛した。


動画の最後では、皇太子妃が同じ病を患う人々に向けて「どうか信念や希望を失わないでください。あなたはひとりではありません」と呼びかけていた。


この場面についてアービター氏は、「彼女が、自分から同じ境遇にある人々にスポットライトを向けたことは、素晴らしいことだった」と述べ、動画のスピーチ全体を「心から深く語ったものでした」と称えた。


画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「A pleasure to welcome President @sukyeol.yoon」』『The Prince and Princess of Wales X「A message from Catherine, The Princess of Wales」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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