林家木久扇、55年出演の『笑点』卒業 今の気持ちは「また来週!」

2024年3月31日(日)18時0分 マイナビニュース

落語家の林家木久扇が、55年にわたり出演してきた日本テレビ系演芸番組『笑点』(毎週日曜17:30〜)を卒業した。
木久扇は番組冒頭の挨拶からいつもと変わらない「お知らせ」で会場を沸かせた。大喜利の1問目で、おバカキャラの与太郎、木久扇に掛けた「おバカな人 もっとおバカな人」というお題に対して、木久扇は「バカなのは答えができていないのに手を挙げる人、もっとおバカななのはそれを知らないで当てちゃう司会者」と回答し、司会の春風亭昇太を愛のあるいじりで笑わせた。
また、2問目「木久扇さんが様々な番組に出演したら」のお題では、「私、木久扇がすべてのサッカー番組に出演することになりました」「なぜかというと私はキック王(木久扇)」と回答し、お得意のギャグで会場の笑いと座布団を1枚獲得。
最後のお題は「木久扇さんにありがとう」。ここで『笑点』史上初のサプライズ演出が行われた。この日、木久扇には内緒で観客に配られていた黄色いタオルが昇太の「ありがとう!」の掛け声で一斉に上がり、会場を木久扇カラー一色に染めた。
各メンバーからの木久扇との思い出に掛けた名回答・珍回答に会場は爆笑。また、林家たい平の粋な計らいで木久扇に御礼の座布団が渡され、各メンバーも続々と座布団を積み上げて木久扇が見えなくなるハプニングに、木久扇が「おれが(テレビに)映らないじゃないか!」と思わずツッコミを入れる。
さらに、木久扇からはお得意の「いやんばか〜ん」の歌も飛び出して絶好調。最後に、昇太から「今のお気持ちはいかがですか?」と聞かれた木久扇は「また来週!」と一言。『笑点』らしく、そして木久扇らしく、明るい笑顔で手を振り55年の出演を締めくくった。
次回(4月7日)の放送では、新メンバーが発表される。
【編集部MEMO】
1969年11月9日の大喜利初出演からレギュラーを務め、笑点メンバー最古参の木久扇は、昨年放送の『24時間テレビ』で卒業を発表し、「芸というものは、次の世代にバトンタッチしなくちゃいけません。私の座布団の芸も、新しい人にバトンタッチいたします。今日の24時間テレビのテーマが、『明日のために、今日つながろう。』ということでございましたので、私は背中を押されたわけでございます」と理由を説明していた。
(C)日テレ

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