92歳詩人・谷川俊太郎、人生に疲れた人へ「そこに生きるエネルギーが隠れている」

2024年4月10日(水)18時0分 マイナビニュース

詩人・谷川俊太郎氏とイラストレーター・宮内ヨシオ氏による書籍『生きてるってどういうこと?』(1,800円、光文社刊)が、10日に発売された。
同書は、「生きる力」や「幸せ」についてうたった谷川氏のことばと、生命力あふれる動植物を美しく描いた宮内氏の透明水彩のイラストを合わせたアート名言集。見開き完結の構成で、どこからでも読めるスタイルとなっている。
昨年12月に92歳の誕生日を迎えた谷川氏は、「『生きているってどういうこと?』と、一度でも考えたことがある人に、この書籍を手に取って欲しい」と話し、「物心ついてから、ずっと自分自身に問いかけてきたことをみなさんと分かち合っていきたいと思った」と制作への思いを吐露。“生きる”について、「生きているうちは“生きる”がどういうことはなかなかわからない。死んでから答えが見つかるんじゃないか」と語りつつ、毎日が精いっぱいだったり働きすぎて明日への活力が湧かなかったりする人々へ、「疲労も失望も絶望も、豊かな“生きていること”の部分です。そこに生きるエネルギーが常に隠れています」と力強いメッセージを送った。
生命そのものが持つエネルギーを感じながら、生きる力と喜びを味わえる同書。帯コメントを寄せた黒柳徹子は、「絵の色が美しい。詩の色にピッタリ。どんな気持ちのときにページをめくっても心が癒される。パンダの友達が全ページにいるのも気に入った!!」と絶賛している。
なお、同書に使用された透明水彩原画18点を展示する「『生きてるってどういうこと?』宮内ヨシオ展覧会」を開催予定。同展は、16日から、東京・朝日新聞東京本社をはじめ、各地で順次開催される。
○『生きてるってどういうこと?』宮内ヨシオ展覧会
第1回:朝日新聞東京本社 本館2階 コンコース(4月16日〜5月1日)
第2回:大垣書店麻布台ヒルズ店(5月3日〜5月16日)
第3回:松坂屋上野店 6階催事場(6月19日〜6月24日)
ほか順次開催予定

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