大竹しのぶ 看護学校の入学式にサプライズ登壇 「看護師さんの言葉が今も私の支えに」

2025年4月11日(金)16時58分 スポーツニッポン

 女優の大竹しのぶ(67)が11日、和歌山県立高等看護学院の入学式にサプライズゲストとして登壇、新入生にエールを送った。

 同校の近くには、世界で初めて全身麻酔手術に成功した華岡青洲の墓や生家があり、大竹は主演舞台「華岡青洲の妻」(7月10〜23日=京都南座、8月1〜17日=東京・新橋演舞場)の役作りで同所を訪れていた。

 同校講堂で行われていた入学式。最後に大竹の登場が知らされると「キャー!」と歓声がこだまし、拍手とどよめきが起きた。大竹は実父や、47歳で病死した最初の夫の看病生活を振り返り「その時の看護師さんの言葉が今も私の支えになっていることがあります。父の時もそうでしたが、特に最初の夫…。2番目の夫は生きてます」とやって、まずは笑いを誘った。

 続けて「ガンで入院していた時に、いつも(夫は)ありがとうと看護師さんに言っていて。残念ながら亡くなったんですけど、その時に婦長さんが“こんな風に私たちにお礼を言ってくれる初めての患者さんでした。あなたはその人を選んだことを誇りとして生きてください”と言ってくださったんですね。患者さんだけでなく、患者の家族のケアもしてくれる、なんて凄いお仕事なんだ、と今も覚えています」と感謝。「言葉ひとつで患者さんはもちろん、その家族も支えになっていることを忘れないで」とエールを送った。

 有吉佐和子原作の「華岡…」は、青洲の偉業の裏で静かに対立する嫁姑の姿を描く名作舞台。「当然(姑の)於継でしょう?って思ってたら、まさかの(妻の)加恵。お嫁さんですよ?ムリムリって2カ月ぐらいやりとりがあって…」とオファーを受けた当初、抵抗があったと正直に告白しながらも「最初はお嫁さんで、姑さんにあこがれながら女としての怖さも出てきて…。いろんな部分を出していけたら、面白いなと思いますね」と熱演を誓っていた。

スポーツニッポン

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