『サンダーボルツ*』エレーナは今後の重要人物に!? 『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』にも参加予定
2025年4月14日(月)18時30分 クランクイン!
未来を託すには不安すぎる〈サンダーボルツ*〉だが、彼らは未曾有の危機を前に集結し、戦う。いや、“戦うしかない”状況に放り込まれる。使命感や正義感…そんな立派なものはどこにもない。それでもすべてをかけて、世界を守るため、そして人生逆転のために集結する。
そんな〈サンダーボルツ*〉として集められたエレーナは、予告映像内で主人公的な立ち位置で描かれていることからも、彼女が〈サンダーボルツ*〉で重要な一端を担うキャラクターであることがうかがえる。
演じるのは女優のフローレンス・ピュー。日本でも話題となった前代未聞の“フェスティバル・スリラー”、アリ・アスター監督作『ミッドサマー』(2019)の主演で大きな注目を集め、『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』(2019)では4姉妹の末っ子エイミー役を演じ、第92回アカデミー助演女優賞にノミネート。その後も『デューン 砂の惑 PART2』や『オッペンハイマー』(2024)、アンドリュー・ガーフィールドとの共演作『We Livein Time この時を生きて』の公開も控えるなど、ハリウッドで引っ張りだこの演技派女優だ。
エレーナは幼いころからロシアのスパイ機関“レッドルーム”で強制的に養成され、一流の暗殺者に成長する。子供のころから洗脳され、疑似家族とともに育ってきたが、そんな家族として一緒に成長してきたブラック・ウィドウを姉として慕うようになる。暗殺者としての人生を共に歩んできたものの、ブラック・ウィドウが“アベンジャーズ”としてヒーローとなっていく姿に複雑な思いを抱いていた。しかし宇宙の命運をかけた最大の強敵を前にブラック・ウィドウは命を落としてしまう。疑似家族ではあったものの、長年ともに成長してきた2人の間には確かな愛があり、大事な姉を失った空虚感をエレーナはずっと抱え続けてきた。
そんなある日、ニューヨークの上空から漆黒の闇を生み出され、その闇にのまれた人々が瞬く間に影だけ残して姿を消してゆく異常事態が巻き起こるーその元凶となるのは、神を自称するセントリー。「アベンジャーズ全員を合わせた以上のパワーを持つ、究極と呼ぶべき“ヒーロー”」と称された史上最強の敵を前に孤高の超人兵士ウィンター・ソルジャーことバッキー(セバスチャン・スタン)によってエレーナは〈サンダーボルツ*〉としてチームを結成することに。空を飛べるわけでもない、超人的なパワーを持つわけでもない…暗殺者として残酷な人生を背負い、姉の死を受けて自暴自棄になっていたエレーナは一発逆転をかけた戦いに身を投じることとなる。
大胆かつ型破りな方法で熾烈な戦いを生き抜いてきたエレーナだが、アベンジャーズとして戦っていた姉のブラック・ウィドウの“ヒーローの着地”を馬鹿にする茶目っ気があったり、〈サンダーボルツ*〉のメンバーである父親のアレクセイ・ショスタコフに「過去の過ちなんて気にしない、だから助け合おう」という温かい言葉を投げかけられると涙を流したりと、ふとかわいい一面が垣間見えるギャップも満載。ファンの心をひきつけること間違いなしのキャラクターだ。彼女はその魅力で、個性あふれる〈サンダーボルツ*〉の面々の心をもつかみ、共に人類滅亡の危機を救うことができるのか——。そして、彼女らの物語が、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』にどのようにつながっていくのか…?
アイアンマンやキャプテン・アメリカとは違って、これまでスポットライトが当てられてこなかった〈サンダーボルツ*〉のメンバーたち—戦うしかない状況を前にどんな活躍を魅せてくれるのか? 最強でもヒーローでもない、何も成し遂げられず挫折ばかりだった彼らが、もう一度自分を信じて強大な敵に立ち向かっていく壮大なドラマにも注目だ。
映画『サンダーボルツ*』は、5月2日より公開。