「極めて不愉快」「絶対許すことできない」 故・八代亜紀さんCD問題、公式サイト運営会社が声明、「あらゆる手続き」準備

2025年4月15日(火)6時30分 J-CASTニュース

演歌歌手の故・八代亜紀さんの公式サイト運営会社「八代ミュージック&ギャラリー」が2025年4月14日、レコード会社「ニューセンチュリーレコード」(鹿児島市)による八代さんの代表曲を収めたCDの発売に際し、元同棲相手が撮った写真2枚を「お宝」として同封するとの発表について、声明を公開した。

「ポラロイドカメラで撮影されたフルヌード写真2枚が掲載」

 

八代さんの約250曲の音源盤を保有しているとするニューセンチュリーレコードは、「お宝シリーズ 第一弾」として、八代さんの新譜CD「忘れないでね」を25年4月21日に発売すると公式サイトで告知した。

 

「舟唄」「雨の慕情」など代表曲10曲を収録した本作について、同社は「お宝として 八代亜紀が24〜25歳の時に同棲していたT社のNディレクターによってポラロイドカメラで撮影されたフルヌード写真2枚が掲載されています 八代亜紀の初めてのヌード写真です」と紹介していた。

 

この告知は3月中旬から女性セブンなどの女性誌が「プライバシー侵害の可能性」などと報じたほか、SNS上でも批判の声が殺到。9日には、「八代亜紀さんの尊厳を保護し、リベンジポルノを阻止する」として、署名サイトでの署名活動も始まった。

 

ニューセンチュリーレコード側は10日、インスタグラムを通じて声明を発表した。

 

「事実では無い事を書かれて非常に迷惑」「当方としては業務妨害・その他において司法当局に相談している」などとした上で、「こんな悪質な者達によって商品の発売中止などは行いません」と予定通りの発売を宣言していた。

「何らの回答や対応は得ておりません」

 

八代ミュージック&ギャラリーは14日、代表取締役の大野誠氏の名義で、次のような声明を公開した。

 

「ニューセンチュリーレコード社発表の本件問題作につきましては、当社におきましても、本年3月中旬頃までにはこれを把握し、その対応につきまして、当社内部、ご遺族、外部弁護士との間で議論を重ねてまいりました」

 

3月27日に代理人弁護士を通じて照会書及び通知書を送付し、29日に「鹿児島市内の住所宛てに送達されました」とするも、「回答期限を経過した本日までの間に、何らの回答や対応は得ておりません」。詳細は伏せるとしつつ、「現在、当社におきましては、刑事民事を問わず、あらゆる手続きの準備を進めているところとなります」という。

 

警察署への相談事項としては、「死者の名誉棄損罪」や「『フルヌード写真』に関するわいせつ物頒布等罪」、「解散法人において営業活動を行い収益を上げることの税法上の問題点」などを挙げた上で、「あらゆる問題をその対象としております」とした。

 

事案をめぐる反響については「最後に、生前の八代亜紀を思い、また今なお皆さまの心の中に生き続ける八代亜紀を思い、即座に、その立場や利益に関係なく、本件問題作に対する抗議の声を上げていただいた、報道関係者の皆さま、CDの流通ならびに販売店の皆さま、芸能関係者の皆さま、そして多くのファンの皆さまに、心より感謝申し上げます」とした。

 

大野氏は、「私自身、生前、そして没後に、八代亜紀から託された責任の重みを改めて確認し、今回のような蛮行に対しては、八代亜紀の名誉を守るため、あらゆる方策を講じてまいる用意でおります」としている。

J-CASTニュース

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