吉岡秀隆が主演 慟哭のミステリー『夜の道標』が連続ドラマ化
2025年4月17日(木)7時0分 マイナビニュース
俳優の吉岡秀隆が、9月に放送・配信される『連続ドラマW 夜の道標-ある容疑者を巡る記録-』(WOWOWプライム/WOWOWオンデマンド)に主演することが17日、明らかになった。
2021年度直木賞にノミネートされ、実力派ミステリー作家として知られる芦沢央が、作家生活10周年を記念して手掛けた慟哭のミステリー『夜の道標』が、連続ドラマ化。本作は、第76回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門を受賞した話題作。脚本は、ドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)や『バニラな毎日』(NHK総合)を手掛けた倉光泰子が担当。共同脚本・監督は映画『見えない目撃者』や映画『重力ピエロ』で高い評価を得た森淳一が務める。
吉岡秀隆は、1996年に起こった殺人事件の担当刑事・平良正太郎を演じる。物語は、平良が2年間逃亡する容疑者・阿久津の足取りと殺人の理由を捜査しながら、事件の"真実"に迫っていく本格社会派ミステリー。各登場人物のバラバラに思えた点と点が"ある容疑者"を巡って繋がった時、思いもよらぬ"社会の闇"が浮き彫りとなる。
○吉岡秀隆(平良正太郎役)コメント
WOWOWのドラマでは作品とその役を通して、いつも勉強させて頂いております。『CO移植コーディネーター』、『トクソウ』、『コールドケース』などもそうでしたが役を演じるというより、作品作りにおいてその人間を体現させてもらっている感覚があります。社会派ヒューマンミステリーと言ってしまえばそれまでですが、見ていただく方にも、僕自身にも心に問い続ける事が出来るような作品である事を祈っております。
【編集部MEMO】
■『連続ドラマW 夜の道標-ある容疑者を巡る記録-』ストーリー
1996年、横浜市内で学習塾を経営する講師・戸川勝弘が殺害された。被害者の元教え子で軽度の精神障害を持つ阿久津弦が早々に容疑者として捜査線上に浮かぶが、事件発生から2年経った今も足取りはつかめていない。捜査が縮小する中、窓際刑事の平良正太郎(吉岡秀隆)が課長・井筒勲の指示で、若手刑事・大矢啓吾と共に戸川殺しの専従捜査を担当することに。悪い噂1つない人格者・戸川がなぜ殺されたのか——。戸川を知る塾関係者、容疑者・阿久津の母親や元妻、知人……平良らは日々聴き込みを続けるが、謎は深まるばかり。
一方、殺人犯を匿うことになる阿久津の同級生・長尾豊子、阿久津にあるきっかけで出会う小学生・橋本波留。関係ないように見えた者たちが、阿久津という逃亡中の容疑者を中心に動き出した時、バラバラに思えた点と点が繋がり、やがて思いもよらぬ展開を見せていく。阿久津の殺人と逃亡の理由、平良たちがたどり着く"真実"、そして浮き彫りになる、ある社会問題とは——。自らも家庭に問題を抱える刑事・平良正太郎を軸に、たった一つの真実に近づいていく。