永瀬拓矢九段「一巡目は増田縛りがありますので…」“相棒”の指名を明言 5年連続の獲得なるか!?/将棋・ABEMAトーナメント2024

2024年4月21日(日)12時0分 ABEMA TIMES

 “鉄の絆”は今期も発動されるのか——。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」は、4月27日に大注目のドラフト会議の模様が放送される。前年優勝チームのリーダー・永瀬拓矢九段(31)がどんなメンバーを指名するのかは、大きな見どころのひとつとなるだろう。そんな中、永瀬九段は早々に“相棒”の増田康宏八段(26)の一巡目指名を明言!5期連続での獲得に加えて、二巡目にはどんなメンバー構想を描いているのか、その動向から目が離せない。

【映像】1巡目指名はズバリ!ニコニコ顔で構想を語る永瀬九段

 昨年大会では増田八段、本田奎六段とともに3期ぶり2度目の優勝を飾ったチーム永瀬。永瀬九段は、新チームで連覇に挑むことになる。ファンにとっては“相棒”を五度指名するのか、はたまた新体制を取るのか、大きな注目ポイントとなるが、「一巡目は“増田縛り”がありますので。これは縛りなので、増田さんを選ぶというのを確定しています」。誰に与えられた“縛り”なのかは謎だが、永瀬九段は早々に増田八段の指名を明言した。

 絶大なる信頼を寄せる“相棒”とは、過去4回でチームを結成。前回大会のドラフトでは3人による競合となったものの、永瀬九段の一途な愛が通じたか、見事獲得。ファンからは驚きの声が上がった。今期、指名&獲得となった場合は5年連続。「佐々木(勇気八段)リーダーと話したら『一本釣りじゃないか?』ということを言ってたんです。彼の予想が外れるかもしれませんが、彼は野生型なので勘が当たったりするところあるので…」。鉄の絆を崩しに来るリーダーがいるのか、はたまた一本釣りとなるのか、一巡目指名の動向から目が離せない。

 そうなれば気になるのは二巡目のメンバー構想だ。「自分としては去年優勝したメンバーで組めれば一番良い。増田さんが取れれば、本田くんかなという気はしています」、とここでも候補者名をズバリ。しかし、増田八段の獲得は確約されていないとあり、「レジェンド世代の方を一人指名して(もう一人は)若手を取って、という形にしたい。増田さん次第で、(くじ引きが)外れたらその状況を見て良い判断ができればと思っています」と思いを巡らせた。

 今大会からより厳選された11人のリーダーがドラフト会議を行うが、前大会までのリーダー経験者の羽生善治九段(53)、佐藤康光九段(54)らベテラン世代が指名候補者入り。「佐々木勇気さん、中村太地(八段)さんは羽生先生に行く(指名する)んじゃないかと予想しています。ただ、藤井(聡太竜王・名人)が羽生先生に行くのだけはやめてほしいと、個人的には思ってます(笑)」。羽生九段と言えば、先立って行われた『ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治』でも好成績を残していたとあり、競合は誰もが求めるカード。永瀬九段の描く“レジェンド枠”に羽生九段の名前があるのかにも注目したい。

 果たして5度目の連続指名は実現するのか、二巡目のメンバー構想はどのようなものになるのか、ドラフト会議の注目となることは間違いない。

◆ABEMAトーナメント2024 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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