これが放送されないなんて!…RADWIMPS『賜物』に隠れた深すぎるヒント【あんぱん第16回レビュー】
2025年4月21日(月)16時0分 ダイヤモンドオンライン
これが放送されないなんて!…RADWIMPS『賜物』に隠れた深すぎるヒント【あんぱん第16回レビュー】
『あんぱん』第16回より 写真提供:NHK
日本人の朝のはじまりに寄り添ってきた朝ドラこと連続テレビ小説。その歴史は1961年から64年間にも及びます。毎日、15分、泣いたり笑ったり憤ったり、ドラマの登場人物のエネルギーが朝ご飯のようになる。そんな朝ドラを毎週月から金曜までチェックし、当日の感想や情報をお届けします。朝ドラに関する著書を2冊上梓し、レビューを10年続けてきた著者による「見なくてもわかる、読んだらもっとドラマが見たくなる」そんな連載です。本日は、第16回(2025年4月21日放送)の「あんぱん」レビューです。(ライター 木俣 冬)
受験まであと半年成績が心配な第16回
のぶ(今田美桜)は教師、嵩(北村匠海)は漫画or医者と、それぞれ「なんのために生きるか」が見えてきていたが、道のりはそんなに簡単ではない。第4週は「なにをして生きるのか」(演出:橋爪紳一朗)がテーマになる。
受験まであと半年。のぶは教師になる気満々で張り切っているが、成績が悪く「心がけは……すばらしい」と先生に言われてしまう。通知表の成績は乙と丙ばかり。
この時代の成績は「甲乙丙丁」評価だった。「乙」はまだしも「丙」はちょっとよろしくない。「甲」は体育のみで、音楽に一箇所「甲」があった。
先生に、はなから諦められているようだが、それでもめげないのぶ。「ハチキンおのぶ」の異名どおり、たとえいまは遅れていても、走って追いつこうと前向き(能天気?)である。
羽多子(江口のりこ)も「大丈夫。あんたは思いっ切り走れる子やき。きっと勉強も本気でやりゃあ間に合う」と応援する。