カミラ王妃、故エリザベス女王が所有した“スカルとクロスボーン”のブローチを着けて王立槍騎兵隊を訪問

2024年4月24日(水)10時10分 Techinsight

王立槍騎兵隊を視察するカミラ王妃。ミリタリースタイルのコートドレスを着用していた(『The Royal Family Instagram「The Queen has paid her first visit to The Royal Lancers, since becoming their Colonel-in-Chief, in North Yorkshire.」』より)

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カミラ王妃が王立槍騎兵(そうきへい)隊を訪問し、連隊に貢献した現役・退役隊員に勲章を授与した。王妃はこの日、ミリタリー風のコートドレスを纏い、胸には故エリザベス女王が所有したブローチを初めて着用していた。ブローチはスカルとクロスボーンをモチーフにしたもので、王立槍騎兵のシンボルである「死か栄光か」を表現するものだ。

カミラ王妃が現地時間22日、英ノース・ヨークシャーにあるキャタリック駐屯地を訪問し、王立槍騎兵隊(ロイヤル・ランサーズ)と対面した。


王立槍騎兵隊は、第1深部偵察攻撃旅団戦闘隊(1 Deep Strike Reconnaissance Strike Brigade Combat Team)に所属する装甲騎兵連隊だ。隊員達はドローンからスナイパーライフル、対戦車ミサイルまで、さまざまな装備を駆使して戦う訓練を受けており、英国陸軍の“目と耳”のような存在として知られる。帽章には、連隊のモットー「死か栄光か」を表現するスカルとクロスボーンのシンボルが使用されている。


カミラ王妃が王立槍騎兵隊を訪れるのは、昨年6月に英国陸軍連隊の名誉連隊長に就任して以来、初めてのことだ。


王妃はこの日、兵士の軍服に敬意を表した、ミリタリー風の衣装で現れた。


ネイビーブルーのコートドレスは、王妃のお気に入りのデザイナー「フィオナ・クレア」によるものだ。真っ赤なスタンドカラーが印象的で、フロントには金色のボタンがあしらわれている。肩にはチェーンを連ねた装飾が施され、ウエストから裾に向けてフレアが広がっている。


王妃が被る赤いベレー帽には長い羽根が装飾され、スカルとクロスボーンの帽章が付いている。耳にはパールのドロップイヤリングを着け、黒い手袋とバッグ、ブーツを合わせていた。


そしてコートドレスの左胸に着けていたのは、スカルとクロスボーンをモチーフにしたブローチだ。このブローチは故エリザベス女王が所有したもので、カミラ王妃が公の場で着用するのは、今回が初めてだ。


生前のエリザベス女王は、1947年の21歳の誕生日に王立槍騎兵隊の前身部隊である第16/5槍騎兵隊(ランサーズ)の大佐に任命され、2022年9月に崩御するまで連隊に所属していた。


槍騎兵隊はエリザベス女王やクイーン・マザーと密接な関係にあったことから、2017年に女王の部隊として“ロイヤル・ランサーズ(王立槍騎兵隊)”と改名された。


エリザベス女王は2015年5月2日、ノース・ヨークシャーのリッチモンド城で行われた王立槍騎兵隊と第9/12槍騎兵隊の合併パレードに出席した際、このブローチを着用していた。


王立槍騎兵隊を訪問したカミラ王妃は、連隊の敬礼によって歓迎を受けた。パレードを視察後、隊員達の家族と交流し、連隊の軍事的名誉に貢献した現役・退役隊員に5つの勲章(Buchan Medal)を授与した。その後スピーチを行い、隊員達と一緒に記念撮影も行った。


王妃の父親である故ブルース・シャンド少佐は第二次世界大戦中、第12槍騎兵隊に従軍し、2つの戦功軍事勲章を受章した。連隊のオフィスを案内された王妃は、1992年に父親が退役軍人達とディナーを共にした時の写真を見せてもらう場面もあった。


画像は『The Royal Family Instagram「The Queen has paid her first visit to The Royal Lancers, since becoming their Colonel-in-Chief, in North Yorkshire.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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