連休2つの音楽祭…ラ・フォル・ジュルネは5都市の「時空旅行」テーマに、こども音楽フェスでは「のだめ」登場曲の演奏も

2025年4月25日(金)15時18分 読売新聞

22年に行われた「こども音楽フェスティバル」(c)飯田耕治/サントリーホール

 5月の連休には、子どもから大人まで様々なジャンルのコンサートが楽しめる音楽祭が東京都内で開催される。アーティスト同士の貴重な共演もあり、充実したプログラムが組まれている。二つの音楽祭の見どころを紹介する。(宍戸将樹)

 有楽町の東京国際フォーラムなどでは、3〜5日に音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ(LFJ) TOKYO 2025」が行われる。「Me´moires(メモワール)——音楽の時空旅行」をテーマに、音楽史で重要な役割を果たしたベネチア、ロンドン、ウィーン、パリ、ニューヨークの5都市に主にスポットを当てる。

 各都市で活躍した作曲家の楽曲を中心に演奏。オーケストラでは群馬交響楽団など地方を拠点とする団体が多く登場する。海外のソリストではフランスの若手ピアニスト、アリエル・ベックがラベルのピアノ協奏曲などを演奏する。

 LFJの特長のひとつは、1公演が45〜60分前後と短めで、プログラムをはしごしやすいこと。3日間で90公演が行われるほか、弦楽器の魅力を伝えるブースも開設される。

 アーティスティック・ディレクターを務めるルネ・マルタンは「東京のLFJは音楽ファンの裾野を広げる重要な役割を果たしている。ぜひ会場を訪れてほしい」と話している。チケットは公式サイト(https://www.lfj.jp/lfj_2025/)で。

 赤坂のサントリーホールでは、3〜6日に「こども音楽フェスティバル2025」が開催される。子どもたちに気軽にクラシックに親しんでもらおうと、ピアニストの清塚信也が公式アンバサダーを務めるほか、角野隼斗、鈴木優人ら人気アーティストが出演する。

 計14公演を披露。石井琢磨らピアニストが漫画「のだめカンタービレ」に登場する名曲を演奏したり、0歳から入場できるオルガンコンサートを開いたりする。角野が「ラプソディ・イン・ブルー」などを演奏してピアノの魅力を伝えるコンサートや、清塚と鈴木が共演するクロージング・コンサートも用意されている。

 清塚は記者会見で「子どもたちに音楽はこんなに楽しく、自由に表現できるということを感じてもらえたら」と呼びかけた。チケットや問い合わせは、公式サイト(https://www.kofes.jp/)で。

ヨミドクター 中学受験サポート 読売新聞購読ボタン 読売新聞

「音楽」をもっと詳しく

「音楽」のニュース

「音楽」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ