独立後、いま改めて考える「亀梨和也」の魅力。赤西仁&山下智久ら“盟友”とのコラボにも期待!
2025年4月26日(土)20時15分 All About
2025年3月をもって事務所を退所し、新たなスタートを切った元KAT-TUNの亀梨和也さん。今回は、亀梨さんのこれまでの活動を振り返りつつ、元テレビ局スタッフが今後の活動を推測していきます。(サムネイル画像出典:亀梨和也さん公式Instagram)
また、3月にはかつてKAT-TUNで人気を二分した赤西仁さんと、Instagramのアカウントを相互フォローしていることが判明。2010年に赤西さんがグループを脱退してから表立った交流が報告されていなかっただけに、それぞれのファンの間では「仁亀コンビ復活」と大きな話題になりました。
グループの解散や事務所からの独立を経て、新たなスタートを切った亀梨さん。今回は、今後さらに活動の幅を広げていきそうな亀梨さんのこれまでの活躍を振り返りつつ、魅力を再確認したいと思います。
早くから特別な存在だった「亀梨和也」
亀梨さんは1986年2月23日生まれで、1998年に旧ジャニーズ事務所に入所。1999年にはドラマ『3年B組金八先生』第5シリーズ(TBS系)でいきなり俳優デビューを果たし、早くから期待されていました。人気が高まる中で、2001年にはKAT-TUNが結成。亀梨さん個人では、2005年に放送されたドラマ『ごくせん』第2シリーズ(日本テレビ系)に参加し、主要キャストとして大ブレークを果たします。さらに、山下智久さんと出演したドラマ『野ブタ。をプロデュース』(同局)も大ヒットし、2人のユニット「修二と彰」による主題歌『青春アミーゴ』はミリオンセラーに。グループとしてCDデビューする前に、国民的な人気を獲得しました。
その後、2006年にグループで東京ドーム公演を行い、『Real Face』でメジャーデビュー。ヒット曲を多数発表し、グループとしても高い人気を得ました。
注目すべき“俳優”としての亀梨和也
亀梨さんの活動で注目すべきは、なんといっても「俳優業」です。出世作の『ごくせん』『野ブタ。をプロデュース』は“アイドル的”な演技が求められた作品でした。転機となったのが、ドラマ『妖怪人間ベム』(同局)です。大ヒットした同名アニメの実写化に挑戦した作品で、亀梨さんは主人公・ベムを担当。「はやく人間になりたい」というセリフでおなじみで、スーパーアイドルの亀梨さんが出演することは当時大きな話題となりました。アクションや特殊メイクも披露し、ドラマは本格的な作りで高視聴率を記録。映画版も製作され、バトルシーンにも対応した亀梨さんの演技は高評価を得ました。
さらに、2013年に公開された映画『俺俺』では、1人で33役を演じることに。自分が何人も現れるという奇想天外なストーリーの主人公を務め、海外の映画祭でも評価を得ました。
作品にハマる、まさに“カメレオン俳優”
亀梨さんの俳優としての魅力は、作品にハマる役作りができるところだと考えます。『24時間テレビ 愛は地球を救う40』(同局)内で放送された『時代をつくった男 阿久悠物語』で見事に作詞家・阿久悠さんを演じたかと思えば、『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)では、クセの強い刑事・姫川玲子を献身的に支える菊田和男を繊細に表現。かと思えば、映画『怪物の木こり』では冷酷非情でサイコパスな弁護士・二宮彰を演じ、サイコパスという難しい役を感情の揺さぶりも見せながら見事に表現しました。配信ドラマ『外道の歌』(DMM TV)では、狂気性の高い島田虎信役を見事に演じるなど、とにかく難しい設定の役を演じている印象です。それらの難しい役をしっかり作品にハマるように調整し、丁寧にキャラクターを仕上げています。どんな役でも演じられる役者を「カメレオン俳優」と呼びますが、まさに亀梨さんのためにあるような言葉でしょう。
「スポーツキャスター」「バラエティー番組のMC」としての顔も
俳優として確固たる地位を確立した亀梨さんは、他ジャンルでも人気を博しています。代表的なのがスポーツキャスターです。スポーツ番組『Going! Sports&News』(日本テレビ系)には2010年から出演し続け、日曜キャスターとしてさまざまな取材を行っています。特に、幼少期に実績がある野球に関する取材が得意で、現在では「亀梨和也=プロ野球」のイメージを築き上げました。
バラエティー番組にも挑戦しており、過去には『一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!』(同局)でMCを務めたことも。番組の放送期間は短かったものの、実直な性格が分かるMC姿によって好感度を上げました。
今回、『世界を救う!ワンにゃフル物語〜柴と三毛と亀梨くん〜』(テレビ東京系)で久しぶりとなるバラエティー番組のレギュラーを務めるわけですが、同番組では進行役として毒舌キャラクターの柴犬・七之助が登場。特殊な動物番組となるようですが、亀梨さんがバラエティー番組のMCとしてどんな新しい一面を見せるのか、注目です。
“盟友”とのコラボなど、亀梨和也の今後を推測
これまでさまざまな活動を行ってきた亀梨さんですが、独立したことでさらに忙しさは加速しそうです。まず、俳優としては映画、ドラマ問わずどんどん仕事が入りそうで、すでに映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』の公開が2025年6月27日に予定されています。週刊誌記者・鳴海三千彦を演じ、またもクセのある役の予感。前述したように演技力もネームバリューもあるので、俳優業で仕事が途切れることはないでしょう。欲をいえば、ここ最近はトリッキーな役が多かったので、大人のラブストーリーなどにも挑戦してほしいところです。バラエティー番組への出演も増えそうですが、YouTubeチャンネル「亀梨和也」にも注目です。登録者数は113万人を超えており、定期的にプライベート感満載の動画を配信しています。過去には、Snow Man・宮舘涼太さんやWEST.・藤井流星さんなど、STARTO ENTERTAINMENTのアイドルとの動画を公開したことも。独立したことで、今後は山下智久さんや赤西仁さんなど、先に旧ジャニーズ事務所を退所した“盟友”とのコラボにも期待できるでしょう。
動画出演だけでなく、ソロアーティストとしてコラボする可能性もあります。山下さんとは、すでに2024年2月の亀梨さんのソロライブにて共演しているだけに、すぐにでもコラボは実現するでしょう。赤西さんに関しても、Instagramのアカウントを相互フォローしているため、2人が絶縁状態でないことは明らかです。事務所から独立したことで、赤西さんとの共演も現実味が増しているのは間違いありません。これまで、さまざまなことに挑戦してきた亀梨さんだからこそ、独立後に多くのサプライズを用意していることが予想されます。赤西さんとのコラボも含め、あっと驚くような発表に期待しましょう。
進化を続ける亀梨和也の今後に期待!
さて、ここまで亀梨さんの活動を振り返ってきましたが、今回の独立はプラスに作用すると考えます。それどころか、独立したことでまだファンも見たことがない、新たな魅力をさまざまな場面で披露してくれそうです。メインの活動である俳優業を中心に、さらに進化した亀梨さんの活躍を期待しましょう。この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
(文:ゆるま 小林)