失ってからわかる大切な人の尊さ…「葬送のフリーレン」何回見ても胸が打たれるフリーレン号泣シーンの意味

2025年4月26日(土)21時30分 ABEMA TIMES

 大人気アニメ「葬送のフリーレン」は、第1話から“神回”かつ“号泣回”だ。主人公・フリーレン(CV:種崎敦美)が仲間と死に別れて、涙ながらに後悔を口にするシーンは、何度見ても心を揺さぶられる。

【映像】ヒンメルの死に号泣するフリーレン(14分25秒ごろ〜)

 現在一挙配信中のアニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が討伐された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きる魔法使いのフリーレンが “人を知るための旅”に出る物語だ。数々の賞を受賞するなど絶大な支持と評価を得る原作コミックスは既刊14巻で、累計2400万部を突破している。2026年1月より、待望のテレビアニメ第2期が放送されることが決定した。

 1000年以上生きるエルフのフリーレンは、ほかの種族と時間の感覚が大きく異なる。長命ゆえに人間のことを「すぐ死ぬ」生き物として認識しており、ともに魔王を倒した勇者ヒンメル(CV:岡本信彦)たちに対してもドライな部分があった。

 魔王討伐から50年後、フリーレンはすっかり年老いたヒンメルと再会した。その後ヒンメルは死を迎え、フリーレンも葬儀に参加したが、ちっとも涙を見せずにいたせいで、周囲から「悲しい顔ひとつしないなんて薄情だねえ」とささやかれていた。

 ヒンメルの棺が埋葬されるのを見つめながら、フリーレンは「だって私、この人のこと何も知らないし」とつぶやいた。ヒンメルとの旅の思い出が胸に去来して、「たった10年、共に旅しただけだし」と言いながらも、彼女の頬を自然と涙が伝った。そして、「人間の寿命は短いってわかっていたのに、なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう」と後悔で嗚咽した、

 放送直後、ネット上では、「エルフの運命か」「1話目からボロボロ涙出る」「20分も経ってないのにクライマックスぐらい泣いてる」「こんなんもうエンディングじゃん」とフリーレンの涙にもらい泣きする人が続出した。

 ヒンメルの死をきっかけに、フリーレンは「もう少し人を知ろうと思う」と新たな旅に出た。そして旅の最中、ヒンメルから受け取った優しさを何度も思い出すことになる——。きっとフリーレンの旅が終わった後、この第1話を見返したら、また新たな感動が湧いてくるのだろう。

※種崎敦美の「崎」は、正式には“たつさき”
(C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

ABEMA TIMES

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