AAA・與真司郎、ゲイ告白で受けた”誤解”「まだこういうことが思われる社会なのかな」

AAAの與（あたえ）真司郎が27日、都内で開催された自身のフォトエッセイ『人生そんなもん』（講談社）発売記念会見に出席。同性愛者をカミングアウトした後に生まれた誤解を否定した。

　同著は、與が同性愛者をカミングアウトするまでの道のりとその後の人生を赤裸々につづった一冊。幼少期に感じた違和感、ロサンゼルスへの留学・移住の決断、ファンへのカミングアウトまでの出来事など、與がその時々に抱いた感情を丁寧に記す。

　同書の発売にあたって、與は「ファンの皆さんはもちろん、色んな方がどう思ってくれるのかというワクワクとドキドキで気持ちがいっぱいです」と心境を告白。カミングアウト以前について「一番辛かったなと思うのは、誰とも深い関係になれなかったこと」と語った與は「自分のことをどこかで隠していると思っただけで深い関係性になれなかった」と振り返りつつ、「オープンに自分がゲイであることとか恋愛のことを語るって、いまだにちょっと慣れないけど、それがすごく心地いい」と笑顔を見せた。

　また、同性愛者に関して「勘違いされている方が本当に多い」と言い、「性癖があると思われがちなんですけど、それでは全くなくて。自分たちが生まれてきたくて、これで生まれてきたわけではないというのをまず知ってもらいたい」と強調した。

　さらにファッションについても「カミングアウトした後、ネットとかでファンの方だったりAAAを知ってくれている方とかに『真ちゃんこれからメイクするのかな』とか『スカート履くんじゃないかな』とか書かれていたことがある」と明かした。

　これに対して與は「そういう方ももちろんいると思うんですけど、僕は別に何も変わらないし、性格も変わらないし、見た目も変わらないし、別に声が変わるわけでもない」ときっぱり。「『まだこういうことが思われる社会なのかな』と思って。でも僕は全然何も変わっていないです。本当に全く何も変わっていない」とはっきりと伝えた。

　フォトエッセイ『人生そんなもん』は講談社より発売中。価格は1980円（税込み）。