次期朝ドラ『ばけばけ』番組ロゴが決定! 「二人のヘンテコで愛おしい日常、“空気感”を感じてもらえるロゴ」
2025年4月28日(月)14時10分 クランクイン!
『ばけばけ』は、明治時代に日本国籍を取得したラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の妻・小泉セツの半生をモチーフに、急速に西洋化していく日本の中で埋もれてきた名もなき人々に光をあて、代弁者として語り紡いでいく1組の夫婦の物語を描いていく。
ロゴデザインは、作字ユニット「日刊タイポ」の日曜担当としても活動中の西澤和樹が担当。西澤は「二人のヘンテコで愛おしい日常、その“空気感”を感じてもらえるロゴを目指しました。モチーフに選んだのは人が無意識に書く『くせ字』。自分にとってはごく普通の文字が、他者の目には少しおかしく、だからこそ面白く映る—そんな視点のずれが二人の生活をのぞくこの物語とどこか重なり合うように思いました。揺らぐリズムと整いきらないフォルムがぬくもりを帯び、そっと物語の輪郭を浮かび上がらせてくれることを願っています」とコメント。
そして、「このドラマは『化ける』物語です。急速に近代化が進む明治の日本は、人々の暮らしや価値観がどんどん『化けて』いきます。その中で取り残された人々の思いは、時に怪談という物語に形を変え語り継がれてきました。それと同じように、うらめしかったトキの世界も、いつしか、かけがえのないすばらしいものに『化けて』いくのです」とタイトルに込めた思いを明かした。
制作統括・橋爪國臣は、「西澤さんのデザインはどこかで見たことがあるようでよく見ると見たことがない、そして何度も見返すと、その度に発見があります。そんな西澤さんにロゴを作っていただければ、この物語にぴったりなのではないかと思ってオファーしました」とオファーの経緯を説明し、「わかりやすいモチーフではなく、二人の生活の雰囲気をロゴにしてほしいとお願いしたので、とても難しい依頼だったと思います。完成したロゴを見て、『ばけばけ』の世界観にマッチした素晴らしいロゴだと思いました」とコメント。
そして「フォントのようでフォントでなく、ゴシックでも明朝でもない、とてもオリジナルな『ばけばけ』の文字。トキとヘブンの日常の物語が描き出す、二人の当たり前なことを何度もかみしめるかのようなロゴです。毎日の放送でこのロゴを目にするたびに、ドラマと一体となってその味わいを深めていただけると思っています」と言葉を寄せた。
連続テレビ小説『ばけばけ』は2025年秋放送。
※高石あかりの「高」は正式には「はしごだか」。