93歳のオモウマい店主、深夜2時起床で3時から仕込み「人に良くすれば自分にも良くしてくれる」
2025年4月29日(火)7時0分 マイナビニュース
中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00〜)が、きょう29日に放送。ゲストに、小澤征悦、辻希美、井口浩之(ウエストランド)、矢吹奈子が出演する。
埼玉・秩父市で見つけたオモウマい店の名物は、秩父市の郷土料理である「みそポテト」(300円)。北海道産のジャガイモを蒸して丁寧に皮をむいたあと、食べやすい大きさにカットしたものを特製の天ぷら粉を使って揚げる。そこに砂糖、田舎味噌、すりごまを入れて鍋でひと煮立ちさせた、自家製のみそダレをたっぷりとかける。
このみそダレは家庭や他の店や真似できない味のようで、「甘しょっぱい感じがいい」と、子ども客からも人気。中には、東京・あきる野市から車で2時間かけて買いに来る客もいる。
もうひとつの名物が、Googleマップの口コミを基に算出されたネット記事「埼玉県人気焼きそばランキングTOP10」で1位に輝いたこともあるという「焼きそば」(300円)。大きな鉄板の上で大量のキャベツと麺をサラダ油で炒め、そこに満遍なくウスターソースを投入。最後に、青のりと紅ショウガをのせて仕上げる。「ソース味なんですけど、すごく深みがある」と、そのシンプルだが飽きさせない味に多くのファンが付いている。
元々、お祭り専門の露店を50年営んでいたという女性店主は、現在数え年で94歳。小学生の頃から店を手伝っており、商売歴は83年にもなる大ベテランだ。接客は至ってマイペースだが、現在でも深夜2時に起き、早朝3時過ぎから仕込みを行う生活を毎日続けている。
「人に良くすれば自分にも良くしてくれる。みんな大事にする」がモットーで、「みそポテト」と「焼きそば」はずっと値上げをしていないだけでなく、焼きそばを2個買うともう2個サービスしたり、飲み物をくれたりと、常に価格以上のサービスをする。そんな人柄と味に惹かれて通う常連の中には、かつて番組で密着したカレー店の店主「カレーなる七変化社長みぃちゃん」の姿も。
月1で店を手伝っている孫が「あんまり怒らない」「慈悲深い人」と評する心優しい店主。そんな人柄を表す店内の禁止事項が一つだけある。果たしてその内容とは——。
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