斎藤慎太郎八段「この組み合わせも面白いのかな」1993年生まれの同学年チーム結成!向かうは悲願の優勝へ/将棋・ABEMAトーナメント2024

2024年5月1日(水)10時30分 ABEMA TIMES

 1993年生まれによる新チームで、狙うは悲願の優勝だ。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」のドラフト会議が4月27日に放送された。斎藤慎太郎八段(31)は、同じ年の高見泰地七段(30)と三枚堂達也七段(30)をそれぞれ指名&獲得。「もう若手ではないのでお酒は控えて、しっかり練習をやりたいと思います」と“本気モード”での躍進を誓った。

【映像】藤井竜王・名人の新チームは!?ドラフト会議結果

 斎藤八段が構想として描いていた「共通点」とは、同じ1993年生まれの「同学年」だった。ドラフト1巡目には、タイトル経験者で第4回ABEMAトーナメント優勝も経験している高見七段を単独指名で獲得。「子どもの頃から知っていて、小学生大会の決勝戦を戦う姿を眺めていたこともあります。東西(で所属が)分かれていますが、仕事先で会うことがあるのでチャンスがあればチームでやってみたいと思っていました」と仲間に加えた。

 続く2巡目には三枚堂七段を指名。こちらも「子どもの頃に練習将棋をやっていた記憶もある。二人とも小学校2、3年生くらいから知った仲です」と縁の深さを強調していた。斎藤八段にとっては構想通りの獲得となり、「同学年の棋士が多い年なので、この組み合わせも面白いのかなと思いました」と満足気。「もう若手ではないのでお酒は控えて、将棋の練習をしっかりやりたいと思います」と笑顔も見せた。

 それでも、“仲良し”だけでは乗り越えられない厳しい戦いが待ち構える。第5回大会ではあと一歩で頂点を逃した経験を持つ斎藤八段だけに、ズバリ口にはせずとも優勝達成は悲願とも言える。「やっぱり将棋となるとみんなライバルです。同学年なので、競うようなチームになればいいと思っています。『自分が一番勝つ』とか『自分がここは出ていく(出場する)』みたいなことを遠慮なく言えるようなチームになるんじゃないかなと思います」との期待も込めていた。

 それぞれフィッシャー経験も豊富とあり、安定感は抜群だ。「良い相乗効果を期待したいですし、それぞれが普段以上にいい内容になればなと思います」。躍進必至のチーム斎藤も、十分に“本命チーム”となりそうだ。

◆ABEMAトーナメント2024 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

ABEMA TIMES

「斎藤慎太郎」をもっと詳しく

「斎藤慎太郎」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ