福山雅治「最高です」 主演ドラマ「ラストマン」映画化 盟友・大泉洋とのバディ再び
2025年5月4日(日)7時0分 スポーツニッポン
福山雅治(56)が主演し2023年4月期にTBS日曜劇場枠で放送された「ラストマン—全盲の捜査官—」が映画化される。今年冬に「映画ラストマン」(監督平野俊一)として公開される。
主人公は、米国から来た全盲のFBI特別捜査官。その世話係を任された孤高の刑事とバディを組んで難事件を解決する物語。大泉洋(52)が世話係の刑事役を演じた。公私で親交が深い福山と大泉はNHK大河ドラマ「龍馬伝」(10年)以来の共演だったが、息ぴったりのやりとりを披露。鮮やかな謎解きだけでなく、世相を反映したストーリー性も高く評価され、全10話の平均視聴率は23年4月期の連ドラで1位となる12・9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。
連ドラから約2年。待望の映画化に福山は「最高です。どんなメッセージにも向き合いながらも、エンターテインメントとして昇華して届けることができる作品なので、再び皆さまにお届けすることができてうれしいです」と喜んだ。大泉はドラマ撮影を振り返り「役者をやらせていただいている中でも、スケジュール的に一番ハードだった」と苦笑い。映画化については「年をとればとるほど撮影が命取りになるので早めに」と呼びかけていたといい、これに福山も「アグリー(賛成)です」とうなずいた。
すでに撮影はスタート。2人は「アクションシーンが新しい魅力」と声をそろえる。大泉は「キアヌ・リーブスなのか、デンゼル・ワシントンなのか、というくらい。暗闇で戦っている福山さんはかっこよかったですね」と期待をあおった。
福山の主演ドラマが映画化されるのはフジテレビ「ガリレオ」(07年放送)以来。同作関連の映画は3作製作され、08年公開の「容疑者Xの献身」は約50億円の興行収入を記録した。盟友・大泉とのバディで再び大ヒットへ導く。(高原 俊太)