柏原芳恵、“三人娘”松田聖子＆河合奈保子に「ライバルなんていう意識はなかった」　天皇陛下との“エピソード”も

　俳優の森田健作（75）がパーソナリティーを務めるFM NACK5『青春もぎたて朝一番！』とニッポン放送『青春の勲章はくじけない心』に、「ハロー・グッバイ」「春なのに」などのヒット曲で知られる柏原芳恵（59）が出演する。今年、デビュー45周年を迎え現在、全国ツアー中。6月には自ら選曲した初のオールタイム・ベスト・アルバムも発売される。

　1980年にデビューした柏原は松田聖子、河合奈保子と並んで「三人娘」と言われた。しかし「よくライバルだと言われてきましが当時、私は14歳で聖子さんも奈保子さんも4歳年上でお姉さんという感じでした。ですから周囲の人が言うほど私自身はライバルなんていう意識はなかったですね」と明かした。

　柏原で大きな話題になったのが当時、皇太子殿下（現天皇陛下）が柏原の大ファンで、1986年に東京・新宿厚生年金会館で開催されたコンサートに訪れたことだった。

　柏原は「あの時は皇室担当だった記者から『皇太子様が芳恵ちゃんのファンで、私物にシールなどを貼ったり、エッセイ集なども買われているようですよ』と聞かされたのです」と振り返ると、その上で「正直言って『ご自分で買い物されるんだ』と驚きましたが、皇太子様は、私にとっては、もう雲の上の存在の方でしたからね、まさか自分のコンサートに来ていただけるなんて夢にも思ってもいませんでしたし、不思議な感じでした。コンサートは、私的で本当にラフな格好で来られ、東宮御所のお庭に咲いていたピンクのバラを持ってきて下さいました。今になってはアイドル時代のいい思い出です」としみじみ語った。

　その時にもらったバラは色や形をそのまま残す「原色ドライフラワー」にして、今でも大切に残しているという。「私にとっては『家宝』のようなものですので、当然です」。

　そんな柏原も今年、デビュー45周年を迎えた。現在は出身地である大阪を皮切りに東京、名古屋、横浜でアニバーサリー・コンサートを展開中。7月11日には東京・渋谷の大和田さくらホールで予定している。「これまで応援し続けてくれたファンの皆さんと45周年を祝えてることが嬉しい。コンサートでは一緒に盛り上がりたい」と目を輝かせた。

　6月には記念のアルバムも発売する。「デビューから現在までに出した全てのアルバム、シングルの中から曲を自分で選曲したベストアルバムです。私にとってオールタイムのベストアルバムを出すのは今回が初めてなんです。初回分には昨年、日本橋三井ホールで行ったコンサートの模様を収録したブルーレイをつける予定です」と語った。

　FM NACK5『青春もぎたて朝一番！』は11日、ニッポン放送『青春の勲章はくじけない心』は12日に放送される。