《ご自身の体調不安を押してまで》雅子さま 表敬ラッシュの天皇陛下を癒やされた“サプライズ同席”
2025年5月27日(火)6時0分 女性自身
ラトビア大統領、ブルガリア大統領、ハンガリー大統領、オーストリア大統領、そしてオランダのウィレム=アレキサンダー国王。
5月19日から22日までのわずか4日間で、天皇陛下は5人もの元首とお会いになった。
皇室担当記者はこう語る。
「大阪・関西万博の視察のために海外からのVIPの来日が相次いでおり、天皇陛下への表敬訪問への希望も急増しています。
原則、天皇陛下がお会いするのは、元首と王室関係者に限られていますが、それでも宮内庁の担当部局はスケジュール調整に追われています」
陛下はそれ以外にも、勲章受章者からの拝謁を受けたり、国務大臣の認証官任命式に臨まれたりなど、大変忙しい毎日を過ごされた。
前出の皇室担当記者が続ける。
「ブルガリア大統領とはヨーグルトにまつわるお話をしたり、オーストリア大統領とは日本人の若い音楽家がウィーンで学んでいることの感謝を述べたりと、陛下はお相手によって巧みに話題を選ばれます。しかし熟練した親善術をお持ちの陛下でも、この“表敬ラッシュ”にはさすがにお疲れを覚えられたのではないでしょうか」
そんな陛下にサプライズがあったのは、5月22日だった。
「この日は昼にオーストリア大統領とのご会見、夜にはオランダ国王とのご夕食会があり、当初はいずれも陛下お一人の予定と発表されていましたが、国王との夕食会には雅子さまも同席されました。
雅子さまご自身も、硫黄島ご訪問、大阪・関西万博ご視察、春の園遊会ご主催など、日程も過密で、お疲れがたまっていらしたと思います。実際、この翌々日の24日から埼玉県を1泊2日で訪問する予定でしたが、“ご体調の支障”のために取りやめられました。
夕食会の夜は、ご自身のご体調も万全ではないなか、どうしても陛下のお力になりたいというお気持ちで出席を決められたのでしょう」(前出・皇室担当記者)
6月9日にご成婚32周年を迎えられる天皇陛下と雅子さま。長年、皇室番組に携わっているつげのり子さんはこう語る。
「最近の両陛下の仲むつまじいご様子も枚挙にいとまがありません。4月に硫黄島を訪問された際、大学教授から小笠原の自然について説明を受けられました。雅子さまは“こんな小さい貝を見つけられたのですか?”などと質問されていたのですが、両陛下が交代で顕微鏡をのぞかれているお姿がとてもほほ笑ましかったです。
また春の園遊会でのソフトボールの宇津木妙子監督との会話も印象的でした。宇津木さんが『皇后陛下に一度ノックしたいなと思って』と話すと、陛下が『雅子なら上手に捕れると思いますよ』と和やかな雰囲気を作られました。こうしたご様子に陛下は雅子さまのことがお好きなのだな、自慢に思われているのだなと思いました。
大阪・関西万博で大屋根リングを視察されたときも、並んで同じ方向をご覧になったり、笑顔を見せ合われて会話されたり……、年々絆を強められているようです」
両陛下はご結婚33年目の日々も、いたわり合いながら歩み続けられるに違いない。