アニメーション版『リロ&スティッチ』本編ノーカット放送決定【今後の「金曜ロードショー」ラインナップ掲載】

2025年5月9日(金)6時0分 オリコン

実写映画版『リロ&スティッチ』(C)2025 Disney

 実写映画版『リロ&スティッチ』が、6月6日に放送される。それを記念し、アニメーション版『リロ&スティッチ』(2002年)が、同日放送の日本テレビ系『金曜ロードショー』(後9:00〜後10:54)で本編ノーカット放送されることが9日、発表された。

 同作は、ハワイに住んでいる両親を亡くした姉妹と、地球へ逃亡してくるエイリアン・スティッチとのふれあいを描く。動きを緻密に捉えた波の動きや、水彩画タッチで描かれるハワイの景色なども、魅力となっている。そのドラマ性も評価され、米アカデミー賞の長編アニメーション部門にもノミネートされた。

 キャラクターは知っていても、細かいストーリーは知らないという視聴者も少なくない今作は、ハワイと宇宙を舞台にした設定になっている。ハワイのカウアイ島に住む、事故で両親を失くしてしまった2人の姉妹。妹のリロは想像力が豊かでマイペースな5歳の女の子で、想像力が豊かすぎるせいで、周りからは変わり者と思われなじめず、友達ができない。年の離れた19歳の姉ナニは、亡くなった両親に代わりリロを育てるが、わんぱく具合に手を焼いている。ナニはリロとの2人暮らしを続けようとするが、福祉局から目をつけられ、リロは施設に連れていかれそうになっている。

 そんなとき、宇宙から飛来し、カウアイ島に不時着したのがスティッチ。天才科学者・ジャンバの遺伝子実験で生まれた試作品であり、銀河連邦によって追放処分になるところを地球に逃亡してきた。そんなスティッチをリロは犬と間違え飼うことに。行く先々でトラブルを起こすスティッチだが、リロは見捨てない。2人の間にはかけがえのない絆が徐々に生まれていく。しかし、スティッチを確保しようとする、銀河連邦が忍び寄る。

 今作の見どころのひとつは、大人気キャラクターのスティッチ。青色の体、大きな耳、そして愛くるしい目というかわいい見た目とは裏腹に、実は凶暴で破壊本能を持つ6本足のエイリアンである。そのギャップにも人気が集まっている。予測不能な行動で周囲を混乱させるスティッチだが、自分には家族が居ないことに気づき、さびしさを感じていく。しかし、リロとの出会いを通して、「オハナ」(ハワイの言葉で、広い意味での家族のつながり)という大切なものを知り、次第に心を開いていく。

 そして、スティッチの魅力を語る上で欠かせないのが、日本語吹き替え版でスティッチの声を担当した山寺宏一の名演。コミカルなシーンでの獣のようなハイテンションな演技から、感動的なシーンでの繊細な感情表現まで、その声の演技は、まさに神技である。

 スティッチだけでなく、ナニとリロの姉妹もポイントとなる。突然、事故で両親を亡くしてしまった姉妹。姉のナニは19歳の若さで、両親の代わりとして、リロを育てていかなければならなくなった。手のかかる年頃のリロを上手く育てることができず、福祉局に「妹さんを、君から離して保護するべきだ」と告げられてしまう。本来であれば、ナニだって遊びたい年頃だが、なんとか別々に暮らすのを避けようとリロを育てる。

 リロはリロで、周りとなじめず友達がなかなかできない。そんな悩みをかかえ、ついナニに迷惑をかけてしまう。しかし、リロもナニが無理をしてなんとか親代わりにふるまってくれていることも知っている。見ていて応援したくなるような2人の姉妹のストーリーには、大人もハっとさせるドラマが込められている。

【今後の「金曜ロードショー」ラインナップ】
きょう9日『紅の豚』※ノーカット放送
16日『ミッション:インポッシブル/ゴーストプロトコル』※本編ノーカット放送
23日『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』※本編ノーカット放送
30日『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』※本編ノーカット放送
6月6日『リロ&スティッチ』※本編ノーカット放送

オリコン

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