寺田心 意外な夢を公表 人生初の喪失感きっかけに決意「なるべく早く行くから待っていて」

2025年5月9日(金)20時50分 スポーツニッポン

 俳優の寺田心(16)が、9日放送のフジテレビ系「ザ・共通テン 2時間SP」(後8・00)に出演し、意外な夢を公表した。

 この日は「動物で人生が変わった人たち」がテーマ。3歳で子役として芸能界デビューし、バラエティー番組などでの大人びた発言で人気になった寺田も、現在は高校2年生。今は保護犬を含む5匹の犬とともに暮らしているという。

 「みんなそれぞれ体の悪いところがありますし、声帯を切られている子もいるので」。てんかんや、心臓疾患を持つ愛犬もおり、病院食を食べさせているという。「命のやりとりをしているわけなので、ちゃんと一匹一匹考えてあげないとダメかなと思います」と語った。

 小学生のころ、保護犬の行く先について書かれた絵本を読んだ。これが大きなきっかけになったといい、「それを読んでから、保護犬への理解だったり、そういう子たちを助ける活動をしたいなと思いました」と打ち明けた。

 一昨年から老犬の介護施設に通い、ボランティア活動をしている。トイレの世話もするといい、「どれだけかわいくても必ずそうなるので、かわいいから飼っちゃおうなんていうのは、やめて欲しいかな」と、安易な気持ちでペットを飼うことに疑問を呈した。

 2年前、人生初の喪失感を味わった。「僕が生まれたころから、ののっていう男の子がいて。生まれた時から生活を一緒にしていて」。人生をともにしてきた、ミニチュアダックスフント・のの君が2年前に死に、人生初めての喪失感を味わったという。

 「突然だったので。僕、立ち会えなかったんですよ、お仕事で。ののちゃんはその時、おばあちゃんの家の方にいて、“また帰ってくるね”って言って、会ったきり…。最期でしたね」。死に目に会えなかったことも後悔しており、「もっと近くで接してあげればよかったし、すぐに駆けつけてあげればよかった」とも話した。

 それがきっかけで、寺田は今、大きな夢を抱いているという。それは「ちゃんと獣医の勉強をして動物を助けるお仕事に就きたい」ということ。「のんちゃんの死があったからこそ、自分で助けてあげたいというのは強かった。獣医、だったり獣看護になれたとして、その年まで生きていてくれているか分からないけど、なるべく早く行くから待っていて欲しい」と、まだ見ぬ“患者”へ呼びかけるように話していた。

 NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」に出演するなど、俳優業も順調。それでも「保護活動、保護犬に対してみんなの認識が低いかなと、ちょっと思っていて。メディアさんとかお仕事を利用させていただくことで、より早くいろんな人に知ってもらうことができる」と話し、俳優の知名度をうまく使いながら動物愛護精神を伝えていくことを願っていた。

スポーツニッポン

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