【橋田賞】阿部サダヲ&河合優実&宮藤官九郎氏、『ふてほど』チームで3冠「橋田賞をとれると思ってなかった」

2025年5月10日(土)18時30分 オリコン

『第33回橋田賞』授賞式の模様 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の阿部サダヲ、河合優実、脚本家の宮藤官九郎氏が10日、『第33回橋田賞』授賞式に登壇した。2024年に放送されたテレビドラマ『不適切にもほどがある!』で主演を務めた阿部、脚本を務めた宮藤氏は橋田賞を、阿部が演じた主人公の娘役を演じた河合は橋田賞新人賞を受賞した。

 本作は、阿部が演じる“昭和のおじさん”小川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップしてしまうという物語。宮藤氏は「本当にうれしい」としながら「橋田賞をもらえると思っていなかった」と吐露。「20年くらい前に橋田先生を紹介していただいて、橋田先生が『老兵は去りゆくですね』っておっしゃったんですね。緊張していたので『はい』って言ってしまって」とエピソードを明かし、会場を笑いで包んた。

 続いて阿部も「橋田賞をもらえると思ってなかった」と語った。それでも「宮藤さんと一緒にとれて本当にうれしいです」と喜びを宮藤氏と目をあわせて確認したところで、目録についていた名札がひらりと落ちてしまった。阿部は慌てて拾い、「不適切ですね」とつぶやき笑いを誘った。

 黒のワンピースとジャケット姿をアップスタイルで着こなした河合は、本作について「テレビドラマでお芝居をするっていう経験があまりなかった私に、経験させてくれた作品」とし、「日本中の皆さんに今作品が届いてるんだっていうことを初めて実感できて、それがすごくうれしかった年でした」と2024年を振り返った。

 1993年に創設された『橋田賞』は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成するもの。各テレビ局、モニター、橋田文化財団選考委員の推薦作品及び人を対象に検討を加え、候補を選出する。本年は前理事長の橋田壽賀子さんが存命であれば、5月10日に満100歳を迎える巡り合わせの年であることを記念して、橋田壽賀子生誕100年記念特別賞2件も選出された。受賞作品・受賞者は以下の通り。

■橋田賞
・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)
・『カンブリア宮殿』(テレビ東京)
・宮藤官九郎
・阿部サダヲ
伊藤沙莉
池上彰

■橋田賞新人賞
・河合優実
・奈緒
・松本若菜

■野村昭子賞
・草村礼子

■橋田壽賀子生誕100年記念特別賞
・連続テレビ小説(NHK)
・石井ふく子

■橋田賞新人脚本賞
一時間ドラマ部門
佳作
・「シニアの居場所」松山富江
・「遠くから来た客」今泉紗弥

短編部門
入選作
・「おまけ」日比谷祐希
・「よいおとしを」青山ユキ
・「素直になれなくて」不動里美

オリコン

「阿部サダヲ」をもっと詳しく

「阿部サダヲ」のニュース

「阿部サダヲ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ