叶姉妹が考える“優しさ”とは?「不親切のような姿勢が親切になる場合がある」

タレントの叶姉妹が7日、音楽ストリーミングサービス・Spotifyで、ポッドキャスト番組『叶姉妹のFabulous World(ファビュラスワールド)』を配信。“優しさ”について自身の考えを語った。
○優しいと言われることの違和感
この日の配信では、「“優しいね”とよく言われるが、優しいと言われる自分に違和感がある」というお悩みを紹介。「優しいとは何なのか?」という問いに、恭子は、「優しいは人によって違います。だから、変形するので、定義というものはあってないようなもの」だと回答。続けて、「私にとっては、美香さんという人が優しさの塊」だと言い、「そのような美香さんを、いつもいつもずーっと長く、私は見ているのではなく、感じて生きておりますから」と率直な思いを明かした。
また、美香は、「最大の親切」という恭子の“格言”を紹介。「何もしない、求めない、協力しない。一見最大に不親切であるような姿勢が、その実、他人に対して最大の親切にありえる場合があるということを知りましょう。親切とは、自分のビューだけで決められるあり方ではなく、相手にとってときには押し付けや迷惑になることもある」と説明し、「このようなお言葉を参考にしていただければ、何かヒントにしていただければと思っております」と相談者に語りかけた。
一方、この“格言”に対し、「とても親切ではないワーズかもしれません。でも、私的には、これはとても必要なことだと思うので」と話した恭子。「どなたでも、とても傷ついたときとか、とても悲しいときとか、とてもつらいときに、“一人にして!”ってよくありますでしょう? 放っておいてほしいこともあるわけですから」と寄り添うだけが優しさではないと強調。「でも、その方はその方で、“思いやりだと思ってるのに……”って。“放っておいて!”って言われたときに、またその人も傷つくんですよ」としながら、「しかし、そういうことがありますよというこの言葉によって、“自分がとても楽になりました”っていうお便りもありましたよね」と“格言”への反響を伝えていた。
【編集部MEMO】
叶姉妹の叶恭子と叶美香がリスナーから寄せられた悩みに本音で向き合い、独自の視点で答えていくSpotifyオリジナルポッドキャスト番組『叶姉妹のFabulous World』。2021年8月にスタートし、毎週火曜日の18時頃に配信されている。番組開始前、叶姉妹は「私達のトーク番組をSpotifyで始めることになりました。私達の愛する大切な皆さんから寄せられる人生の様々なお悩みに、いつものように真摯に向き合っていくつもりです。海外でいま人気となっているポッドキャストというメディアで、私達の愛する大切な皆さんと、これまでにない方法で、さらに皆さんとの心のつながりが深くなると嬉しいです。世の中が見えない危険にさらされて急速に変化する不安定な現在ですが、アメージングでファビュラスな日々をご一緒に、この番組をぜひ楽しんでくださいね」とコメント。配信されるたび、リスナーからは「元気出る」「心が豊かになる」「癒しのひととき」「ズバッと言うのがすごく好き」「人間関係に悩んだらオススメ」といった声がSNSに書き込まれている。