50代夫が突然「愛人に離婚を迫られて脅されている」と不倫を自白…夫の“ゲス不倫”を暴露した人気漫画家・楠桂が、それでもすぐに離婚しなかったワケ
2025年5月16日(金)12時0分 文春オンライン
『八神くんの家庭の事情』『鬼切丸』などで知られるベテラン漫画家・楠桂さんが、元夫の10年以上に及ぶ不倫と離婚について語った。
結婚23年目に発覚した熟年不倫によって不倫相手と対峙し、慰謝料も請求。現在は離婚して一人暮らしとなった楠さんに、熟年不倫と離婚について聞いた。

「愛人に離婚を迫られて脅されている」3年前に夫が不倫を自白
楠さんが元夫の不倫を知ったのは、3年前のことだった。きっかけは元夫の自白だ。
「夫の愛人が彼に対して離婚を強く迫るようになっていたらしく、最後は『あなたから言えないなら私が奥さんに言いに行ってやる!』と脅してきたらしくて。それで夫から『不倫相手に離婚を迫られて脅されている。許してほしい』と言われたんです」(楠桂さん、以下同)
元夫から「お別れしたい」と言われた楠さんは、当初は不倫を疑うことすらなかった。
「なんで離婚する必要があるの? 病気? 仕事がうまくいってない? 自己破産しそう? だったら私が助けるよっていろいろ問いただして」
不倫発覚後、3年間の仮面夫婦生活を送ったワケ
元夫の不倫相手は中学の同級生の元カノだった。楠さんは結婚前からその存在を知っていたという。
「彼女とはかつて結婚の約束をしていたけど、浮気してほかの男とデキ婚して、俺はこっぴどく振られたという話を聞かされていました」
不倫発覚後、楠さんは元夫と3年間の仮面夫婦生活を送ることになる。
「下の子を大学生にするのを夫婦最後の仕事にしよう、となりました」
しかし、その間も楠さんは苦しんでいた。
「双方から慰謝料も取ったけど、それでキレイサッパリなんてことは全然なくて、フラッシュバックして泣くこともよくありました。夫の方が『もういい加減にうんざりだ!』とかって、逆ギレするようになっていましたね」
不倫するなら地獄に落ちる覚悟でやってほしかった
離婚する時、元夫から「俺の3年間の頑張りは何だったんだ」と言われた楠さんは、「3年不倫しなかったから何だよ」と返したという。
「不倫した方は別れて終わったことになってるかもしれないけど、私にはあれが地獄のはじまりだったわけで。不倫するなら地獄に落ちる覚悟でやってほしかったですね。不倫したくせに幸せになろうとしていたことが許せないんです」
楠さんは元夫の不倫が発覚してから心療内科に通っており、睡眠薬を手放せなくなったという。
「不倫が発覚してから睡眠薬を飲まずに寝た日って、コミケ後でクタクタになった時くらいですね」
楠さんは現在、自身の経験を元にした漫画『 サレ妻漫画家の旦捨離戦記 』の連載を始めている。
「皆さん、暴露漫画とともに楠桂の他の漫画もぜひ読んで下さいね」
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(「文春オンライン」編集部)