村竹ラシッド 「雲の上の存在」の先輩 どん底のレース経験で「倒さなきゃいけない敵」に変化

2025年5月16日(金)10時0分 スポーツニッポン

 16日深夜放送のTBS「バース・デイ」(深夜1・23)はパリ五輪で陸上男子110メートル障害5位入賞した村竹ラシッド(23=JAL)の原点に迫った。

 24年のパリ五輪で男子110メートル障害に出場し、日本勢で初めて五輪決勝に進出し見事5位入賞した村竹。日本屈指のハードラーから世界のトップハードラーの仲間入りを果たし、9月に行われる東京世界陸上でメダル獲得が期待される。

 ハードル人生の原点は中学生。トーゴ人の父と日本人の母の間に生まれ、小学5年生で陸上を始めた。中学でハードル競技に出会い、最初は興味本位だったが「ちょっとビビッとくるものがあった」と、すぐに魅力に取りつかれた。

 競技を始めて1年後、県大会で初優勝。高校では高校歴代3位の13秒91を記録し、3年時にはインターハイで同世代のトップに上り詰めた。順風満帆な競技人生だったが、名門・順天堂大学に進学して「雲の上の存在」で超えられないと感じた先輩に出会った。

 その先輩が2つ上の泉谷駿介。この先輩に追いつきたい。そう願うも、走れば走るほど、先輩の陰に隠れていった。敵わない憧れの存在だったが、大学2年生の時に泉谷と同じレースとなった日本選手権の決勝で味わったどん底が認識を変えた。「憧れの先輩」が「倒さなきゃいけない敵」「超えるべきライバル」へと変わり、覚悟を決めるキッカケとなったどん底とは…。

スポーツニッポン

「村竹ラシッド」をもっと詳しく

「村竹ラシッド」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ