【THE SECOND】1回戦から波乱続き!モンスターエンジン、マシンガンズも...V候補ら次々敗退

2025年5月17日(土)21時42分 スポーツニッポン

 芸歴16年以上のベテラン芸人たちによる賞レース「THE SECOND〜漫才トーナメント〜2025」グランプリファイナルが17日、東京・台場のフジテレビで行われ、準決勝に進む4組が出そろった。

 8組で争われたトーナメント1回戦。メジャー賞レースでは初めて決勝大会に進んだツートライブが、トップバッターで登場した。ジビエ料理にはまっているボケの周平魂が、行きつけのジビエ料理店を次々と紹介するが、“脱法”な素材やシチュエーションのオンパレードに、たかのりが困りまくるネタを披露。グランプリファイナルとしては過去最高の295点をたたき出し、初戦を突破した。対するモンスターエンジンは、町工場を舞台にしたドラマのリアルすぎる設定で笑いを誘ったが、278点と及ばなかった。

 第2試合では、はりけ〜んずがM−1グランプリ予選のMCを長年務めた経験をもとに、卓越した話術で苦労話を笑い話に変換。アドリブをふんだんに盛り込み、勢いのある漫才で勝負したマシンガンズを288—277で下した。

 第3試合は、囲碁将棋と吉田たちの東西しゃべくり漫才対決となった。囲碁将棋は、文田大介がコンビニで酒を買うのに、身分証明書なしに年齢を証明するさまざまな方法を提示するネタで、笑いを連発した。双子コンビの吉田たちは、既婚者で子持ちのゆうへい、未婚のこうへいという境遇の違いと、双子あるあるをまじえた、独自性あふれるネタを披露。高得点同士の争いは、囲碁将棋が294—283で勝利した。

 金属バットは、小林圭輔が親戚の子供へのプレゼントを相談するものの、友保隼平が小林の心の傷をえぐる提案を連発するネタを披露。芸歴54年目、合計年齢145歳のザ・ぼんちは、相方に先立たれた時に自分が何をするか、お互いが宣言し合うシュールなネタ。独特すぎるボケの“ぼんちおさむワールド”も健在だった。タイプの違う2組の戦いは大接戦となり、金属バットが289—287と競り勝った。

 この結果、準決勝の組み合わせは、ツートライブ—はりけ〜んず、囲碁将棋—金属バットとなった。

 「THE SECOND」は結成年16年以上で、メジャー賞レースの出場資格を失った、全国ネットの漫才賞レース優勝経験のない漫才師たちが目指す第2のチャンスとして、2023年に第1回が行われた。大会はトーナメントの勝ち抜き方式。採点は100人の観客が1〜3点の持ち点で採点し、上位が次のラウンドへ進出する。ネタ時間は6分。今年は140組がエントリーした。23年はギャロップが優勝。昨年はガクテンソクが、それぞれ優勝した。優勝賞金は1000万円で、ほか副賞が与えられる。今大会はツートライブ、モンスターエンジン、マシンガンズ、はりけ〜んず、囲碁将棋、吉田たち、金属バット、ザ・ぼんちの8組がグランプリファイナルに進出。MCは東野幸治

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