今陽子 「ピンキーとキラーズ」当時あまりの過酷さに仕事を放り出し「全員で逃げたことがある」
2025年5月17日(土)21時42分 スポーツニッポン
歌手で女優の今陽子(73)が17日放送のFm yokohamaの「ハートフルラジオ 虫の知らせ」(土曜 後7・00)に出演。68年に「恋の季節」を歌い大ヒットした「ピンキーとキラーズ」時代の過酷な日常を明かした。
パーソナリティーの榊原郁恵から「寝る時間、本当になかったらしいですね」と聞かれた今は、睡眠時間を「取れて1、2時間」と語り「そのまま続行もあったから、1日って24時間だけど、私にとって1日30時間くらいだった」と明かした。
さらに「当時は10代は8時に帰らなきゃいけないとかルールがないから。私は16歳でクラブ、キャバレー、それから夜中にCM撮影とかするわけ。それで朝6時か7時に松竹の撮影所に行って映画を撮って、お昼くらいから歌番組の溜め録りを、1日大体20本くらい。恋の季節ばっかり20本くらい溜め録りして、夜は生放送の歌番組に行くの。だから、仕事、仕事、仕事。歌って、歌って、歌ってって感じだった」と語った。
そんな過酷なスケジュールが続き、とうとう「17歳くらいの時、全員で、マネージャーも運転手もバンドボーイもみんなで一斉に仕事をおっぽり出して逃げたことがある」と明かした。
12、3人がバラバラに逃げたが、「ちょっとドジな人がいて、本名だったか芸名だったかでホテルに泊まっちゃって。そこからパッパっと」わずか1日で見つかってしまったという。
それでも、今はマネジャーと、ジョージ浜野とともに「熱海の旅館に逃げていた」とし本当は「3、4日は休みたいなあと思っていたけど、でも布団部屋で10時間寝れたから、すごい休めました」と語った。また、世間も同情してくれたと振り返っていた。