安住紳一郎アナ 社会の厳しさ教えてくれた元バイト先店長の近況に感慨「びっくりして体が固まって...」

2025年5月18日(日)17時23分 スポーツニッポン

 TBS安住紳一郎アナウンサー(51)が18日、同局ラジオ「安住紳一郎の日曜天国」(日曜前10・00)に生出演し、元バイト先の当時の店長の近況に接し、感慨を口にした。

 高校を卒業後、大学進学のため上京した安住アナは、埼玉県のファミリーレストラン「デニーズ」西浦和店でアルバイトをしていたことを明かしている。最近、安住アナが思い出話を番組内で語ったところ、当時のバイト仲間たちから番組にメールが寄せられて盛り上がった。

 中でも、社会に出ることの厳しさを教えてくれたのが、“コダマ店長”だったという。安住アナによると、「泣いている暇があったら皿の1つでも下げてこい」が口癖。バイト従業員の安住アナに対しても、社員と変わりない厳しい指導をしてくれたとことを明かした。

 安住アナは番組に届いたメールを紹介した。メールには、送り主の父が安住アナと同時期に同店で働いていたこと、同店の前身の店で父と母が出会ったことなどが記されていた。「ちょうど安住さんと同時期に働いており、当時珍しい名字、地方から来て働いていた学生と記憶していたそうです」とも書かれていた。

 メールを読みながら、安住アナは「この方、お分かりかと思いますけど、コダマ店長の息子さんなんですよね」と説明。「ありがとうございます。びっくりして私も体が固まってしまいます。うれしいです」と恐縮した。

 メールはさらに続いた。「安住アナに放ったといわれる“泣いている暇があったら皿の1つでも下げてこい”、“記録が出たよ。売り上げ記録だ”、この言葉は覚えていないそうです。言った側は覚えていないという典型例だと思いました。当時の父が申し訳ございませんでした」。安住アナは「そんなことはありません」と答えながら、当時の思い出が詰め込まれたメールを読み続けた。

 「あまり自分のことを話さない人なので、若かった時の父の人となりが想像できました。ただ、皿を下げる際の効率を意識するところなどは、現在も変わっていません。ラジオを聴き、家族で爆笑していたら、父は笑いながら恥ずかしそうに、“当時は俺も30そこそこだ。今思えば、自分はクソガキだったよ。盛ってる。話を盛ってる”と言われました」

 コダマ店長の近況も明かされた。「その後すぐに、父はデニーズを退社し、脱サラ。食堂を開き、母と働いています。今でも外食の最前線です。数年前は忙しい昼時をワンオペで営業するなど、変わらずのパワフルさです」。さらに「安住さんへ、父を恨んでるかもしれませんか、デニーズのことは嫌いにならないで下さい」とのお願いも。メールは「昔話をするきっかけを与えて下さり、ありがとうございます。“泣き言言うなら皿の1枚でも下げてこい”、この言葉を一生、いじらせていただきます。コダマ店長の息子より」と、ユーモアあふれるメッセージで締めくくられた。

 読み終えた安住アナは、「当時コダマさん、黒の三菱のディアマンテという車に乗って、私たちからすると、バリバリ働いて、バリバリ稼ぐ、かっこいいサラリーマンの、身近にいたスーパーサラリーマンなので」と、憧れの存在だったことを告白した。「そうですか…。いろいろ話をさせていただいて、迷惑がかかっていなければいいんですけど」。心配を口にしつつも、「当時の皆さんには働く楽しさ、厳しくとも誠実に業務に向き合うということを教えていただきました。ありがとうございました」と改めて感謝。「どうぞお父さま、お母さま、皆さまによろしくお伝えいただければと思います」と、ラジオを通じて呼びかけていた。

スポーツニッポン

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