「嵐」松本潤 初お医者さん TBS日曜劇場で総合診療医役 大河「どうする家康」以来のドラマ出演へ
2025年5月19日(月)4時0分 スポーツニッポン
嵐の松本潤(41)が7月スタートのTBS日曜劇場「19番目のカルテ」(日曜後9・00)に主演し、初めて医師役に挑戦する。嵐は来年5月に活動終了することを6日に発表。直後に行われた今作の取材会で、「ずっと待ち続けてくださったファンの人たちに何ができるか、誠実に向き合っていきたい」と心境を明かした。
2018年放送の主演作「99.9—刑事専門弁護士—」の続編以来、約7年ぶりの日曜劇場。ドラマ出演は、23年に主演したNHK大河ドラマ「どうする家康」以来となる。
演じるのは総合診療医。舞台となる「総合診療科」は、2018年に内科や外科などの基本領域に19個目の専門分野として新設された。表面的な症状以外にも患者の心や生活背景も踏まえて生き方そのものに手を差し伸べる医師で、松本も「バイオ(症状)だけでなくサイコ(精神面)やソーシャル(社会環境)も診る」と話した。
原作は富士屋カツヒト氏の漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」。作中では、体の痛みの原因をストレスと診断された患者の本当の原因を探る姿などが描かれている。
松本は4月に開催されたSnow Manの国立競技場公演を監修するなど、裏方の視点も持つ。今作の主人公の強みは「問診」。対話によって患者の苦しみの原因を探る。「“患者がなぜそうなったか?”をずっと裏で考えるという意味では、自分ぽさがある」と自身と重ね合わせた。
総合診療科の存在はまだ広く知られていない。松本は「手術のような分かりやすい医療シーンがない中で、どう面白い医療ドラマにできるか。日本の医療の現状や総合診療に対する理解が少しでも広がっていくとうれしい」と意気込んだ。
7月期は櫻井翔(43)も日本テレビ土曜午後9時枠の「XXX占拠」で主演する。週末の夜を嵐の2人が盛り上げていく。(山内 健司)
≪「凄く温かい」主人公像に「相葉くんがやった方が」嵐に度々言及≫取材会中は他にも嵐に言及する場面があった。当初は主人公像を「凄く温かく、“ぽやぽや”してる印象」と捉え「変な話、相葉くんやった方がいいんじゃないかなって思った」と相葉雅紀(42)を引き合いに出して笑いを誘った。また、今作の主人公に手術シーンがないことに触れ「1000万円でもみ消したりもしない」と、同枠で18年に放送された「ブラックペアン」で二宮和也(41)が演じた、金銭で執刀医の失敗をもみ消す天才外科医をほうふつさせる発言も飛び出した。