市川由紀乃 卵巣がん闘病から復帰後初コンサート 恩人の由紀さおりに涙で感謝
2025年5月20日(火)4時30分 スポーツニッポン
卵巣がんの闘病から復帰した演歌歌手の市川由紀乃(49)が19日、地元・埼玉県のサンシティ越谷市民ホールで復帰後初のコンサートを行った。
スクリーンに闘病時の映像が流れる中、美空ひばりさんの「終りなき旅」のカバーでスタート。歌い終え「ただいま」と叫ぶと、客席から「お帰り〜」のコール。待ちわびたファンとの再会に目を潤ませた。
中盤には由紀さおり(78)がサプライズで登場した。昨年5月、体調に異変を感じた市川に検査を強く勧め、医師も紹介し、闘病中も励まし続けた。花束を受け取った市川は「私の恩人です。先輩がいたからこうして復帰できた」と大粒の涙。由紀からは「声が出てるね!新しいスタートを応援します」と祝福された。
抗がん剤の副作用で、現在も手足にしびれがあるという。それでもステージでは力強い歌声を響かせ、きょう20日発売の新曲「朧」など17曲を1600人の前で披露。ステージを終えると「これからの市川由紀乃の人生で、皆さまに笑顔を届けていきたい」と呼びかけた。 (吉澤 塁)