所ジョージ「お煎餅でも延長コードでも、家族が必要なモノは自ら持って帰って発表会!」その理由とは?所流<お父さんの作法>

2024年5月28日(火)12時0分 婦人公論.jp


(写真提供:ネコ・パブリッシング)

国連持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)が2024年に公表した「世界幸福度レポート」によると、日本の幸福度は143カ国中51位で、G7では最下位だったそう。そのようななか、シンガーソングライターやコメディアンとして活躍する所ジョージさんは「人生の些細なことや慣れきったことでも、見方を変えれば幸せを呼ぶひきがねになる」と考えています。そこで今回は著書『所ジョージの世田谷ベース VOL.55 幸せのひきがね』より、所さん流・楽しい人生を送るための考え方を一部ご紹介します。

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家長


男性は結婚したら、家庭で自分が一番偉い人、家長だと思って下さい。

一番偉いからと、威張って良いという訳ではありません。

一番偉いのだから、家族の言い分や欲求を、何でも受け入れる大らかさを持たなくてはいけない。

街に出たら、車道側は自分が歩く。

様子のおかしい車や人がいないか目を配る。

非常口、避難経路は把握しておく。

娘が外出する時は「今日はどこまで行くの?」と、行き先を確認する。

戸締まりの確認や、火の用心なども、万全に。

それが、家長として当たり前の業務なのです。

朝、テーブルに座っていて、なんでお茶が出てこないんだ?なんて思ったらもう夫として、というより男としてカッコ悪い。

自分が頑固で子供じみてるのに気づかない、そんな男に家長の資格はありません。

脱荷物手配係


ワタシは、家の買い物をする時、配送業者に自宅まで配達してもらいません。

自分で持って帰るようにしています。


『所ジョージの世田谷ベース VOL.55 幸せのひきがね』(著:所ジョージ/ネコ・パブリッシング)

大きいものは事務所宛てに発送してもらい、事務所から自宅までは、何とかして自分の力で自宅に持ち帰ります。

奥さんや、子供に「アレ買って!」と言われて、ネットで発注して自宅に届けさせる。

なんていうのは、お父さんのやることじゃないんです。

荷物手配係のやる事です。

蟹を持って帰ったときは…


家族が今日は蟹が食べたい! と言い出したら、魚屋さんに行って生きてる蟹を手に入れて持って帰ってくる。

家に帰ったら、家族の前で「この蟹は生きているのだ!」と大発表会をやる。

すぐには食べない。

お風呂に少し水を貯めて、蟹を泳がせて、子供と一緒に蟹の観察をしたりする。

手に乗せて「手乗りズワイガニなのだ!」とはしゃいでみる。

そんなことしてると、ちょっと蟹に情が湧いてきてしまい海に返しに行く……。

なんて事はせずに美味しく頂く。

それが家族の思い出になる。

お父さんは、荷物手配係になってはいけません


お煎餅でも、延長コードでも、革靴用のクリームでも、家族が必要なモノはなんでも自分が手に入れて、持って帰って発表をする。

これを続けていると、お父さんは「帰ってくると、面白いことが起きる人」だと家族が思ってくれるのです。

お父さんは、荷物手配係になってはいけません。

※本稿は、『所ジョージの世田谷ベース VOL.55 幸せのひきがね』(ネコ・パブリッシング)の一部を再編集したものです。

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